2007年08月22日

クーポン提供システム及び方法、サーバ装置、並びにプログラム

「クーポン提供システム及び方法、サーバ装置、並びにプログラム」のアライアンスパートナーを募集します!


【発明の名称】クーポン提供システム及び方法、サーバ装置、並びにプログラム

【出願日】2001年5月10日

【出願番号】特願2001-140609

【公開番号】特許公開2002-334256

【出願人】フォーカスワン株式会社

【発明者】本田 季伸


【要約】
【課題】 商品の供給者が自己の供給する商品に関する商品情報を効果的に提供することができると共に、商品の需要者が提供を受けたい商品情報を容易に得ることができるようにする。
【解決手段】 消費者端末2からサーバ装置1には、消費者がどの事業者が提供するどのクーポンを欲しいかといった希望条件が送られる。サーバ装置1から事業者端末3には、この希望条件が事業者毎に仕分けされて、事業者毎に作成されるページ上で提供される。事業者端末3からサーバ装置1には、送られてきた希望条件に応じて事業者が選択したクーポンが送られる。サーバ装置1から消費者端末2には、このクーポンが消費者毎に仕分けされて、消費者毎に作成されるページ上で提供される。消費者端末2に送られたクーポンは、その消費者が買い物するときに事業者に使用され、そのクーポンの使用を示す情報が事業者端末3からサーバ装置1に送られて、履歴として登録される。


【特許請求の範囲】
【請求項1】商品の需要者がそれぞれ利用する複数の第1の端末装置と、商品の供給者であって、供給する商品のクーポンを提供する者がそれぞれ利用する複数の第2の端末装置と、前記第1、第2の端末装置に通信ネットワークを介して接続されたサーバ装置とを備え、前記サーバ装置は、商品の需要者による商品の供給者に対するクーポンの提供の希望を、前記第1の端末装置のそれぞれから受信する希望受信手段と、前記希望受信手段が受信したクーポンの提供の希望を、商品の供給者別に分類して蓄積する希望分類手段と、前記希望分類手段が商品の供給者別に分類して蓄積したクーポンの提供の希望を、それぞれ対応する商品の供給者の第2の端末装置に前記通信ネットワークを介して送信する供給者別希望送信手段と、前記供給者別希望送信手段から送信された商品の供給者別のクーポンの提供の希望に対して商品の供給者が指定したクーポンを、前記第2の端末装置のそれぞれから受信する指定クーポン受信手段と、前記指定クーポン受信手段が受信したクーポンを、商品の需要者別に分類して蓄積するクーポン分類手段と、前記クーポン分類手段が分類したクーポンを、それぞれ対応する商品の需要者の第1の端末装置に前記通信ネットワークを介して送信する需要者別クーポン送信手段とを備え、前記第1の端末装置はそれぞれ、商品とその供給者とを指定したクーポンの提供の希望を、商品の需要者の操作に従って入力する入力手段と、前記入力手段から入力されたクーポンの提供の希望を前記通信ネットワークを介して前記サーバ装置に送信し、前記希望受信手段に受信させる希望送信手段と、前記需要者別クーポン送信手段から送信された商品の需要者別のクーポンを受信する需要者別クーポン受信手段と、前記需要者別クーポン受信手段が受信したクーポンを出力するクーポン出力手段とを備え、前記第2の端末装置はそれぞれ、前記供給者別希望送信手段から送信された商品の供給者別のクーポンの提供の希望を受信する供給者別希望受信手段と、前記供給者別希望受信手段が受信したクーポンの提供の希望に対して、商品の供給者が各商品の需要者に提供するクーポンを指定するクーポン指定手段と、前記クーポン指定手段によって指定されたクーポンを前記通信ネットワークを介して前記サーバ装置に送信する指定クーポン送信手段とを備えることを特徴とするクーポン提供システム。
【請求項2】前記クーポン出力手段から出力されたクーポンは、対応するクーポンの提供の希望を特定可能な識別情報が付されており、前記第2の端末装置はそれぞれ、前記クーポン出力手段から出力されたクーポンを使用して商品の需要者が商品を購入した場合に、該クーポンに付された識別情報を入力する識別情報入力手段と、前記識別情報入力手段から入力された識別情報を前記通信ネットワークを介して前記サーバ装置に送信する識別情報送信手段とをさらに備え、前記サーバ装置は、前記識別情報送信手段から送信された識別情報を受信する識別情報受信手段と、前記識別情報受信手段が受信した識別情報に従って、対応するクーポンの提供の希望に基づいて提供されたクーポンが使用された旨を履歴として蓄積する使用履歴蓄積手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のクーポン提供システム。
【請求項3】商品の需要者がそれぞれ利用する複数の第1の端末装置と、商品の供給者であって、供給する商品のクーポンを提供する者がそれぞれ利用する複数の第2の端末装置とに通信ネットワークを介して接続されたコンピュータ装置が、商品の需要者による商品の供給者に対するクーポンの提供の希望を、前記第1の端末装置のそれぞれから前記通信ネットワークを介して受信するステップと、受信したクーポンの提供の希望を、商品の供給者別に分類して記憶手段内に蓄積するステップと、分類して蓄積したクーポンの提供の希望を、それぞれ対応する商品の供給者の第2の端末装置に前記通信ネットワークを介して送信するステップと、送信した商品の供給者別のクーポンの提供の希望に対して商品の供給者が指定したクーポンを、前記第2の端末装置のそれぞれから前記通信ネットワークを介して受信するステップと、前記第2の端末装置のそれぞれから受信したクーポンを、商品の需要者別に分類して記憶手段内に蓄積するステップと、分類したクーポンを、それぞれ対応する商品の需要者の第1の端末装置に前記通信ネットワークを介して送信するステップとを含むことを特徴とするクーポン提供方法。
【請求項4】商品の需要者がそれぞれ利用する複数の第1の端末装置と、商品の供給者であって、供給する商品のクーポンを提供する者がそれぞれ利用する複数の第2の端末装置とに通信ネットワークを介して接続され、商品の需要者による商品の供給者に対するクーポンの提供の希望を、前記第1の端末装置のそれぞれから前記通信ネットワークを介して受信する希望受信手段と、前記希望受信手段が受信したクーポンの提供の希望を、商品の供給者別に分類して蓄積する希望分類手段と、前記希望分類手段が商品の供給者別に分類して蓄積したクーポンの提供の希望を、それぞれ対応する商品の供給者の第2の端末装置に前記通信ネットワークを介して送信する供給者別希望送信手段と、前記供給者別希望送信手段から送信された商品の供給者別のクーポンの提供の希望に対して商品の供給者が指定したクーポンを、前記第2の端末装置のそれぞれから前記通信ネットワークを介して受信する指定クーポン受信手段と、前記指定クーポン受信手段が受信したクーポンを、商品の需要者別に分類して蓄積するクーポン分類手段と、前記クーポン分類手段が分類したクーポンを、それぞれ対応する商品の需要者の第1の端末装置に前記通信ネットワークを介して送信する需要者別クーポン送信手段とを備えることを特徴とするサーバ装置。
【請求項5】前記需要者別クーポン送信手段から送信されたクーポンには、対応するクーポンの提供の希望を特定可能な識別情報が付されており、前記需要者別クーポン送信手段を受信した第1の端末装置から出力されたクーポンを使用して商品の需要者が商品を購入した場合に、使用されたクーポンの識別情報を当該商品の供給者の第2の端末装置から受信する識別情報受信手段と、前記識別情報受信手段が受信した識別情報に従って、対応するクーポンの提供の希望に基づいて提供されたクーポンが使用された旨を履歴として蓄積する使用履歴蓄積手段とをさらに備えることを特徴とする請求項4に記載のサーバ装置。
【請求項6】前記識別情報受信手段が受信した識別情報に従って、対応するクーポンを使用した商品の需要者に所定の特典を付与する特典付与手段をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載のサーバ装置。
【請求項7】前記供給者別希望送信手段は、クーポンの提供の希望のそれぞれに、対応する商品の需要者について前記使用履歴蓄積手段に蓄積された履歴を対応付けて前記第2の端末装置に送信することを特徴とする請求項5または6に記載のサーバ装置。
【請求項8】前記供給者別希望送信手段は、前記第2の端末装置のいずれかからの要求に従って、当該要求元の第2の端末装置に対応する商品の供給者について前記希望分類手段が分類したクーポンの提供の希望を情報として含む個別ページを作成して、当該要求元の第2の端末装置に送信することを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載のサーバ装置。
【請求項9】前記第2の端末装置のそれぞれから前記要求がされた日時を記憶する最終日時記憶手段をさらに備え、前記個別ページは、要求元の第2の端末装置からの前回の要求よりも後に前記希望分類手段によって分類されたクーポンの提供の希望を情報として含むことを特徴とする請求項8に記載のサーバ装置。
【請求項10】前記需要者別クーポン送信手段は、前記第1の端末装置のいずれかからの要求に従って、当該要求元の第1の端末装置に対応する商品の需要者について前記クーポン分類手段が分類したクーポンを情報として含む個別ページを作成して、当該要求元の第1の端末装置に送信することを特徴とする請求項4乃至9のいずれか1項に記載のサーバ装置。
【請求項11】前記第1の端末装置のそれぞれから前記要求がされた日時を記憶する最終日時記憶手段をさらに備え、前記個別ページは、要求元の第1の端末装置からの前回の要求よりも後に前記クーポン分類手段によって分類されたクーポンを情報として含むことを特徴とする請求項10に記載のサーバ装置。
【請求項12】商品の需要者がそれぞれ利用する複数の第1の端末装置と、商品の供給者であって、供給する商品のクーポンを提供する者がそれぞれ利用する複数の第2の端末装置とに通信ネットワークを介して接続されたコンピュータ装置を、商品の需要者による商品の供給者に対するクーポンの提供の希望を、前記第1の端末装置のそれぞれから前記通信ネットワークを介して受信する希望受信手段、前記希望受信手段が受信したクーポンの提供の希望を、商品の供給者別に分類して蓄積する希望分類手段、前記希望分類手段が商品の供給者別に分類して蓄積したクーポンの提供の希望を、それぞれ対応する商品の供給者の第2の端末装置に前記通信ネットワークを介して送信する供給者別希望送信手段、前記供給者別希望送信手段から送信された商品の供給者別のクーポンの提供の希望に対して商品の供給者が指定したクーポンを、前記第2の端末装置のそれぞれから前記通信ネットワークを介して受信する指定クーポン受信手段、前記指定クーポン受信手段が受信したクーポンを、商品の需要者別に分類して蓄積するクーポン分類手段、及び、前記クーポン分類手段が分類したクーポンを、それぞれ対応する商品の需要者の第1の端末装置に前記通信ネットワークを介して送信する需要者別クーポン送信手段として機能させるためのプログラム。


【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品の供給者から商品の需要者にクーポンを提供するのに好適なクーポン提供システム等に関する。
【0002】
【従来の技術】商品(無形のサービスを含む。以下、同じ)の供給者である事業者は、多くの消費者が商品を購入してくれることを望んでいる。一方、商品の需要者である消費者は、より有利な条件で商品を購入することを望んでいる。このような両者の要求を満たすためのものとして、従来より商品の値段を割り引いたり、何らかのサービスを付加したりする特典を付与したクーポンが使われている。
【0003】このようなクーポンは、従来、折り込み広告や雑誌広告などに掲載したり、事業者の店舗に来店した者に配布するなどの方法で提供されていた。これに対して、近年のインターネットの普及に伴って、インターネット上のホームページを利用して事業者から消費者にクーポンが提供されるようになり、消費者にとってクーポンの取得が容易になってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、インターネット上のホームページは、誰でもアクセスすることができるということができる反面、消費者が本当に望んでいるクーポンを提供している事業者のホームページを探し出すのは必ずしも容易ではない。また、事業者にとっても、提供しているクーポンの取得を望む消費者を、自己のホームページまで誘導するのは必ずしも容易ではない。
【0005】また、どのような者からアクセスされた場合であっても、通常はホームページの内容は一律であり、得意客とそうでない者とで提供するクーポンの内容を変えることができなかった。これに対して、事業者の顧客として登録された消費者専用のページを設けることで、このページ上で内容の異なるクーポンを提供することもできる。しかしながら、自己の情報が詳細に事業者に知られてしまうことは消費者にとって望ましいことではなく、このようなページを利用することの妨げともなっていた。
【0006】本発明は、商品の供給者が自己の供給する商品のクーポンを効果的に提供することができると共に、商品の需要者が提供を受けたいクーポンを容易に得ることができるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかるクーポン提供システムは、商品の需要者がそれぞれ利用する複数の第1の端末装置と、商品の供給者であって、供給する商品のクーポンを提供する者がそれぞれ利用する複数の第2の端末装置と、前記第1、第2の端末装置に通信ネットワークを介して接続されたサーバ装置とを備え、前記サーバ装置は、商品の需要者による商品の供給者に対するクーポンの提供の希望を、前記第1の端末装置のそれぞれから受信する希望受信手段と、前記希望受信手段が受信したクーポンの提供の希望を、商品の供給者別に分類して蓄積する希望分類手段と、前記希望分類手段が商品の供給者別に分類して蓄積したクーポンの提供の希望を、それぞれ対応する商品の供給者の第2の端末装置に前記通信ネットワークを介して送信する供給者別希望送信手段と、前記供給者別希望送信手段から送信された商品の供給者別のクーポンの提供の希望に対して商品の供給者が指定したクーポンを、前記第2の端末装置のそれぞれから受信する指定クーポン受信手段と、前記指定クーポン受信手段が受信したクーポンを、商品の需要者別に分類して蓄積するクーポン分類手段と、前記クーポン分類手段が分類したクーポンを、それぞれ対応する商品の需要者の第1の端末装置に前記通信ネットワークを介して送信する需要者別クーポン送信手段とを備え、前記第1の端末装置はそれぞれ、商品とその供給者とを指定したクーポンの提供の希望を、商品の需要者の操作に従って入力する入力手段と、前記入力手段から入力されたクーポンの提供の希望を前記通信ネットワークを介して前記サーバ装置に送信し、前記希望受信手段に受信させる希望送信手段と、前記需要者別クーポン送信手段から送信された商品の需要者別のクーポンを受信する需要者別クーポン受信手段と、前記需要者別クーポン受信手段が受信したクーポンを出力するクーポン出力手段とを備え、前記第2の端末装置はそれぞれ、前記供給者別希望送信手段から送信された商品の供給者別のクーポンの提供の希望を受信する供給者別希望受信手段と、前記供給者別希望受信手段が受信したクーポンの提供の希望に対して、商品の供給者が各商品の需要者に提供するクーポンを指定するクーポン指定手段と、前記クーポン指定手段によって指定されたクーポンを前記通信ネットワークを介して前記サーバ装置に送信する指定クーポン送信手段とを備えることを特徴とする。
【0008】上記クーポン提供システムでは、商品の需要者は、提供を受けたいクーポンについての希望を第1の端末装置から入力して、サーバ装置に送信することで、真に提供を受けたいクーポンを容易に得ることができるようになる。一方、商品の供給者も、クーポンの提供の希望に対してクーポンを指定して提供できるので、自己が供給する商品のクーポンの提供を欲する者に絞ってクーポンを提供することができ、相手に応じて適切な内容のクーポンを選んで提供することができる。
【0009】上記クーポン提供システムにおいて、前記クーポン出力手段から出力されたクーポンは、対応するクーポンの提供の希望を特定可能な識別情報を付したものとすることができる。この場合、前記第2の端末装置はそれぞれ、前記クーポン出力手段から出力されたクーポンを使用して商品の需要者が商品を購入した場合に、該クーポンに付された識別情報を入力する識別情報入力手段と、前記識別情報入力手段から入力された識別情報を前記通信ネットワークを介して前記サーバ装置に送信する識別情報送信手段とをさらに備えるものとすることができ、前記サーバ装置は、前記識別情報送信手段から送信された識別情報を受信する識別情報受信手段と、前記識別情報受信手段が受信した識別情報に従って、対応するクーポンの提供の希望に基づいて提供されたクーポンが使用された旨を履歴として蓄積する使用履歴蓄積手段とをさらに備えるものとすることができる。
【0010】これらの構成をさらに備えることにより、商品の供給者は、クーポンの使用の履歴に応じて提供するクーポンを選ぶことが可能となる。
【0011】上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかるクーポン提供方法は、商品の需要者がそれぞれ利用する複数の第1の端末装置と、商品の供給者であって、供給する商品のクーポンを提供する者がそれぞれ利用する複数の第2の端末装置とに通信ネットワークを介して接続されたコンピュータ装置が、商品の需要者による商品の供給者に対するクーポンの提供の希望を、前記第1の端末装置のそれぞれから前記通信ネットワークを介して受信するステップと、受信したクーポンの提供の希望を、商品の供給者別に分類して記憶手段内に蓄積するステップと、分類して蓄積したクーポンの提供の希望を、それぞれ対応する商品の供給者の第2の端末装置に前記通信ネットワークを介して送信するステップと、送信した商品の供給者別のクーポンの提供の希望に対して商品の供給者が指定したクーポンを、前記第2の端末装置のそれぞれから前記通信ネットワークを介して受信するステップと、前記第2の端末装置のそれぞれから受信したクーポンを、商品の需要者別に分類して記憶手段内に蓄積するステップと、分類したクーポンを、それぞれ対応する商品の需要者の第1の端末装置に前記通信ネットワークを介して送信するステップとを含むことを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するため、本発明の第3の観点にかかるサーバ装置は、商品の需要者がそれぞれ利用する複数の第1の端末装置と、商品の供給者であって、供給する商品のクーポンを提供する者がそれぞれ利用する複数の第2の端末装置とに通信ネットワークを介して接続され、商品の需要者による商品の供給者に対するクーポンの提供の希望を、前記第1の端末装置のそれぞれから前記通信ネットワークを介して受信する希望受信手段と、前記希望受信手段が受信したクーポンの提供の希望を、商品の供給者別に分類して蓄積する希望分類手段と、前記希望分類手段が商品の供給者別に分類して蓄積したクーポンの提供の希望を、それぞれ対応する商品の供給者の第2の端末装置に前記通信ネットワークを介して送信する供給者別希望送信手段と、前記供給者別希望送信手段から送信された商品の供給者別のクーポンの提供の希望に対して商品の供給者が指定したクーポンを、前記第2の端末装置のそれぞれから前記通信ネットワークを介して受信する指定クーポン受信手段と、前記指定クーポン受信手段が受信したクーポンを、商品の需要者別に分類して蓄積するクーポン分類手段と、前記クーポン分類手段が分類したクーポンを、それぞれ対応する商品の需要者の第1の端末装置に前記通信ネットワークを介して送信する需要者別クーポン送信手段とを備えることを特徴とする。
【0013】上記サーバ装置において、前記需要者別クーポン送信手段から送信されたクーポンは、対応するクーポンの提供の希望を特定可能な識別情報を付したものとすることができる。この場合において、上記サーバ装置は、前記需要者別クーポン送信手段を受信した第1の端末装置から出力されたクーポンを使用して商品の需要者が商品を購入した場合に、使用されたクーポンの識別情報を当該商品の供給者の第2の端末装置から受信する識別情報受信手段と、前記識別情報受信手段が受信した識別情報に従って、対応するクーポンの提供の希望に基づいて提供されたクーポンが使用された旨を履歴として蓄積する使用履歴蓄積手段とをさらに備えるものとすることができる。
【0014】ここで、前記識別情報受信手段が受信した識別情報に従って、対応するクーポンを使用した商品の需要者に所定の特典を付与する特典付与手段をさらに備えるものとすることができる。
【0015】さらに、前記供給者別希望送信手段は、クーポンの提供の希望のそれぞれに、対応する商品の需要者について前記使用履歴蓄積手段に蓄積された履歴を対応付けて前記第2の端末装置に送信するものとしてもよい。
【0016】上記サーバ装置において、前記供給者別希望送信手段は、前記第2の端末装置のいずれかからの要求に従って、当該要求元の第2の端末装置に対応する商品の供給者について前記希望分類手段が分類したクーポンの提供の希望を情報として含む個別ページを作成して、当該要求元の第2の端末装置に送信するものであってもよい。
【0017】この場合において、上記サーバ装置は、前記第2の端末装置のそれぞれから前記要求がされた日時を記憶する最終日時記憶手段をさらに備えるものとすることができ、前記個別ページは、要求元の第2の端末装置からの前回の要求よりも後に前記希望分類手段によって分類されたクーポンの提供の希望を情報として含むものとすることができる。
【0018】また、上記サーバ装置において、前記需要者別クーポン送信手段は、前記第1の端末装置のいずれかからの要求に従って、当該要求元の第1の端末装置に対応する商品の需要者について前記クーポン分類手段が分類したクーポンを情報として含む個別ページを作成して、当該要求元の第1の端末装置に送信するものであってもよい。
【0019】この場合において、上記サーバ装置は、前記第1の端末装置のそれぞれから前記要求がされた日時を記憶する最終日時記憶手段をさらに備えるものとすることができ、前記個別ページは、要求元の第1の端末装置からの前回の要求よりも後に前記クーポン分類手段によって分類されたクーポンを情報として含むものとすることができる。
【0020】上記目的を達成するため、本発明の第4の観点にかかるプログラムは、商品の需要者がそれぞれ利用する複数の第1の端末装置と、商品の供給者であって、供給する商品のクーポンを提供する者がそれぞれ利用する複数の第2の端末装置とに通信ネットワークを介して接続されたコンピュータ装置を、商品の需要者による商品の供給者に対するクーポンの提供の希望を、前記第1の端末装置のそれぞれから前記通信ネットワークを介して受信する希望受信手段、前記希望受信手段が受信したクーポンの提供の希望を、商品の供給者別に分類して蓄積する希望分類手段、前記希望分類手段が商品の供給者別に分類して蓄積したクーポンの提供の希望を、それぞれ対応する商品の供給者の第2の端末装置に前記通信ネットワークを介して送信する供給者別希望送信手段、前記供給者別希望送信手段から送信された商品の供給者別のクーポンの提供の希望に対して商品の供給者が指定したクーポンを、前記第2の端末装置のそれぞれから前記通信ネットワークを介して受信する指定クーポン受信手段、前記指定クーポン受信手段が受信したクーポンを、商品の需要者別に分類して蓄積するクーポン分類手段、及び、前記クーポン分類手段が分類したクーポンを、それぞれ対応する商品の需要者の第1の端末装置に前記通信ネットワークを介して送信する需要者別クーポン送信手段として機能させることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0022】図1は、この実施の形態にかかるクーポン提供システムの構成及び全体的な情報の流れを示す図である。このクーポン提供システムは、事業者から消費者にクーポンを個別に提供するために用いられるものであり、図示するように、サーバ装置1と、消費者端末2と、事業者端末3とから構成される。消費者端末2及び事業者端末3は、インターネット4を介してサーバ装置1に接続される。消費者端末2及び事業者端末3は、図では1つずつ示しているが、実際には複数ある。
【0023】消費者端末2からサーバ装置1には、消費者がどの事業者が提供するどのクーポンを欲しいかといった条件(以下、希望条件)が送られる。サーバ装置1から事業者端末3には、この希望条件が事業者毎に仕分けされて、事業者毎に作成されるページ(以下、事業者個別ページ)上で提供される。各事業者について新たな希望条件が送られてきた旨は、電子メールでサーバ装置1から事業者端末3に通知される。
【0024】事業者端末3からサーバ装置1には、送られてきた希望条件に応じたクーポンが送られる。サーバ装置1から消費者端末2には、このクーポンが消費者毎に仕分けされて、消費者毎に作成されるページ(以下、消費者個別ページ)上で提供される。消費者端末2に送られたクーポンは、その消費者が買い物するときに事業者に使用され、そのクーポンの使用を示す情報が事業者端末3からサーバ装置1に送られる。
【0025】次に、上記のクーポン提供システムを構成する各装置の詳細な構成について説明する。
【0026】図2は、サーバ装置1の構成を示すブロック図である。サーバ装置1は、CPU、主記憶装置、補助記憶装置及び通信装置を備え、所定のプログラムが動作する汎用コンピュータ装置によって構成され、図示するように、通信処理部11、消費者端末管理部12、事業者端末管理部13及び記憶部14の各機能を備えている。記憶部14には、消費者情報データベース15と事業者情報データベース16とが含まれている。
【0027】通信処理部11は、インターネット4を介して消費者端末2及び事業者端末3と情報のやりとりを行う。消費者情報管理部12は、消費者端末2から送られてくる各種の情報を処理して消費者情報データベース15及び事業者情報データベース16に登録すると共に、消費者情報データベース15及び事業者情報データベース16に登録された情報に基づいて、消費者端末2に送信すべき消費者個別ページを生成する。また、消費者端末2からクーポンの希望条件が送られてきたときに、その旨を事業者端末管理部13に通知する。
【0028】事業者端末管理部13は、事業者端末3から送られてくる各種の情報を処理して消費者情報データベース15及び事業者情報データベース16に登録すると共に、消費者情報データベース15及び事業者情報データベース16に登録された情報に基づいて、事業者端末3に送信すべき事業者個別ページを生成する。また、消費者端末管理部12からの通知に基づいて、新たな希望条件の登録があったことを示すメールを生成して、通信処理部11から事業者端末3に送信させる。
【0029】消費者情報データベース15は、このシステムが提供するサービスの利用者として登録した消費者に関する情報、及び消費者個別ページの作成のために必要な情報を記憶するデータベースである。消費者情報データベース15は、図3(a)に示す消費者登録テーブル15aと、図3(b)に示す消費者別テーブル15bとを有している。消費者別テーブル15bは、消費者毎に用意されている。
【0030】消費者登録テーブル15aに登録される各レコードは、消費者コード、IPアドレス、氏名、その他の消費者情報(・・・)、獲得ポイント、最終アクセス、及び消費者別テーブルのアドレスの項目から構成されており、消費者別に1レコードとなっている。消費者コードは、各消費者に固有のコードであり、当該消費者がこのシステムで提供するサービスの利用者として登録したときに、発行されるものである。IPアドレスは、当該消費者が有する消費者端末2のIPアドレスである。氏名は、消費者の氏名である。その他の情報としては、住所や電話番号、メールアドレスなどの消費者に関する情報が該当する。
【0031】獲得ポイントは、このサービスによって消費者に提供されたクーポンが事業者の店舗で使用されることによって、その使用の度合いによって各消費者に付与されたポイントである。最終アクセスは、各消費者が自己の消費者端末2からサーバ装置1にアクセスした最終の日時を示す。消費者別テーブルアドレスは、各消費者について用意された消費者テーブルの先頭アドレスを示す。
【0032】消費者別テーブル15bに登録される各レコードは、条件コード、事業者コード、商品コード、クーポンコード、登録日時及び使用済みフラグ(Used)の項目から構成されており、消費者が1つのクーポンに対して与えた希望条件を受信する度に新たなレコードが作成される。条件コードは、希望条件毎に固有のコードであり、消費者端末2から希望条件を受信したときに発行される。事業者コードは、消費者が希望するクーポンを提供する事業者のコードである。商品コードは、消費者がクーポンの提供を希望する商品のコードである。
【0033】クーポンコードは、希望条件に従って事業者が選択したクーポンのコードである。登録日時は、事業者端末3から希望条件に従って選択したクーポンに関する情報を受信して、クーポンコードを登録したときの日時を示す。使用済みフラグは、消費者がクーポンを使用して買い物を行ったときに、事業者端末3から送られてくる識別コードに従ってセットされるフラグである。
【0034】事業者情報データベース16は、このシステムが提供するサービスの利用者として登録した事業者に関する情報、及び事業者個別ページの作成のために必要な情報を記憶するデータベースである。事業者情報データベース16は、図4(a)に示す事業者登録テーブル16aと、図4(b)に示す事業者別クーポンテーブル16bと、図4(c)に示す事業者別条件テーブル16cとを有している。事業者別クーポンテーブル16bと事業者別条件テーブル16cとは、事業者毎に用意されている。
【0035】事業者登録テーブル16aに登録される各レコードは、事業者コード、IPアドレス、事業者名、電子メールアドレス(e-mail)、その他の事業者情報(・・・)、事業者別クーポンテーブルアドレス、最終アクセス、及び事業者別条件テーブルの項目から構成されており、事業者別に1レコードとなっている。事業者コードは、各事業者に固有のコードであり、当該事業者がこのシステムで提供するサービスの利用者として登録したときに、発行されるものである。電子メールアドレスは、各事業者の事業者端末2に電子メールを送信するためのアドレスである。その他の情報としては、住所や電話番号などの事業者に関する情報が該当する。
【0036】事業者別クーポンテーブルアドレスは、各事業者について用意された事業者別クーポンテーブルの先頭アドレスを示す。最終アクセスは、各事業者が自己の事業者端末3からサーバ装置1にアクセスした最終の日時を示す。事業者別条件テーブルアドレスは、各事業者について用意された事業者別条件テーブルの先頭アドレスを示す。
【0037】事業者別クーポンテーブル16bに登録される各レコードは、商品コード、商品名、クーポンコード、及びクーポンの項目から構成されており、事業者が発行可能なクーポン毎に1レコードとなっている。同じ商品であってもクーポンの種類が異なれば、別々のレコードが作成される。商品コードは、事業者がクーポンの発行対象として指定した商品に固有のコードを、商品名は、当該商品の商品名を示す。クーポンコードは、事業者が発行対象としているクーポン毎に固有のコードであり、クーポンは、当該クーポンを作成するために情報(割引率、有効期限)などを含む。
【0038】事業者別条件テーブル16cに登録される各レコードは、条件コード及び登録日時の項目から構成されている。条件コードは、消費者別条件テーブル15bにその事業者の事業者コードが登録されている場合に、それに対応した条件コードと同じものが登録される。登録日時は、消費者端末2から希望条件を受信して、条件コードを登録したときの日時を示す。
【0039】図5は、図1の消費者端末2の構成を示すブロック図である。消費者端末2は、パーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistants)によって構成され、図示するように、通信処理部21、入力部22、表示部23及び印刷部24の各機能を備えている。各部の機能は、汎用のブラウザソフト及び消費者個別ページに埋め込まれたプログラムとの協働によって構築されるものであってもよい。
【0040】通信処理部21は、インターネット4を介してサーバ装置1と情報のやりとりを行う。入力部22は、消費者が操作することによって、クーポンの希望条件を入力したり、表示されたクーポンから印刷すべきクーポンを指定したりする。表示部23は、サーバ装置1から送られてきた消費者個別ページを表示する。印刷部24は、入力部22によって指定されたクーポンを用紙上に印刷して出力する。
【0041】図6は、表示部22に表示される消費者個別ページの例を示す。消費者個別ページは、図6(a)に示すトップページと、図6(b)に示す希望条件入力ページと、図6(c)に示すクーポン表示ページとから構成される。希望条件入力ページとクーポン表示ページとには、トップページからリンクが貼られており、消費者は、入力部22の操作によりトップページ上で所望の処理を選択する。
【0042】トップページは、消費者端末2がサーバ装置1にログインしたときに最初に送られてくるページであり、希望条件の入力の処理と、希望条件に従って事業者が選択したクーポンの表示の処理とのうちの所望の処理を消費者が選択できるようになっている。希望条件入力ページは、事業者登録テーブル16aに登録された事業者のうちから所望の事業者と、該事業者がクーポンの発行対象としている商品として事業者クーポンテーブル16bに登録された商品のうちから所望の商品とを選択して消費者が希望するクーポンの条件を入力し、サーバ装置1への送信を指示できるようになっている。
【0043】クーポン表示ページは、事業者の選択に従って消費者別テーブル15bにクーポンコードが登録されたクーポンのうちで、その登録日時が最終アクセス日時以降であるものを並べて表示するようになっている。表示される各クーポンに対応して印刷するかどうかを指定するチェックボックスを有しており、チェックしたクーポンの印刷を指示できるようになっている。また、クーポン表示ページに表示される各クーポンには識別コードが付されているが、この識別コードは、消費者情報データベース15及び事業者情報データベース16に登録されている条件コードに従って付与されるものである。
【0044】図7は、図1の事業者端末3の構成を示すブロック図である。事業者端末3は、パーソナルコンピュータやワークステーションによって構成され、図示するように、通信処理部31、入力部32、表示部33及びクーポン入力部34の各機能を備えている。各部の機能は、汎用のブラウザソフト及び消費者個別ページに埋め込まれたプログラムとの協働によって構築されるものであってもよい。
【0045】通信処理部31は、インターネット4を介してサーバ装置1と情報のやりとりを行う。入力部32は、事業者(その従業者を含む)の操作によって消費者から送られてきた希望条件に対してクーポンを選択する。表示部33は、サーバ装置1から送られてきた事業者個別ページを表示する。クーポン入力部34は、用紙上に印刷されたクーポンに記載された識別コードを読み取って入力する。
【0046】図8は、表示部33に表示される事業者個別ページの例を示す。事業者個別ページは、図8(a)に示すトップページと、図8(b)に示すクーポン選択ページと、図8(c)に示す使用クーポン入力ページとから構成される。クーポン選択ページと使用クーポン入力ページとには、トップページからリンクが貼られており、事業者は、入力部32の操作によりトップページ上で所望の処理を選択する。
【0047】トップページは、事業者端末3がサーバ装置1にログインしたときに最初に送られてくるページであり、消費者が入力した希望条件に対するクーポンの選択の処理と、消費者が買い物時に持参して使用したクーポンに関する情報の入力の処理とのうちの所望の処理を消費者が選択し、サーバ装置1への送信を指示できるようになっている。使用クーポン入力ページは、消費者が持参して使用したクーポンに付された識別コードと、クーポンを使用して購入した商品の購入価格とを入力できるようになっている。識別コードは、事業者が入力部32を操作して入力する他、クーポン入力部34で読み取って入力することができる。
【0048】以下、この実施の形態にかかるクーポン提供システムにおける動作について説明する。まず前提として、このシステムで提供するサービスを利用する消費者及び事業者は、サーバ装置1に登録を行っておく必要がある。消費者が登録を行おうとする場合には、消費者端末2からサーバ装置1に消費者の氏名その他の情報を送信することで、消費者コードの発行と共に消費者登録テーブル15aに新たなレコードが作成され、消費者別テーブル15bに新たな表が作成される。
【0049】一方、事業者が登録を行おうとする場合には、事業者端末3からサーバ装置1に事業者名その他の情報、さらに当該事業者が扱う商品及び提供するクーポンに関する情報を送信することで、事業者コードの発行と共に事業者登録テーブル16aに新たなレコードが作成され、事業者別クーポンテーブル16b及び事業者別条件テーブル16cに新たな表が作成される。事業者別クーポンテーブル16bには、事業者が情報を送ってきた商品及びクーポンが登録される。このような登録に基づいて、次のような処理が行われる。
【0050】図9は、消費者端末2における処理を示すフローチャートである。まず、通信処理部21からインターネット4を介してサーバ装置1にログイン要求を送信し、該要求に対するサーバ装置1側の処理(後述)を経てサーバ装置1にログインする(ステップS101)。そして、ログインに伴ってサーバ装置1から後述するように送られてくる、図6(a)に示した消費者個別ページのトップページを通信処理部21が受信し、これを表示部23が表示する(ステップS102)。
【0051】次に、消費者端末2を利用する消費者は、表示部23に表示されたトップページに従って入力部22を操作して、希望条件入力ページとクーポン表示ページとのいずれかを選択する(ステップS103)。そして、消費者によって選択されたページが希望条件入力ページとクーポン表示ページとのいずれであるかを判定する(ステップS104)。
【0052】希望条件入力ページが選択された場合には、通信処理部21からインターネット4を介してサーバ装置1に希望条件入力ページの送信要求を送る(ステップS105)。そして、このページ送信要求に伴ってサーバ装置1から後述するように送られてくる、図6(b)に示した希望条件入力ページを通信処理部21が受信し、これを表示部23が表示する(ステップS106)。
【0053】消費者は、表示部23に表示された希望条件入力ページに従って入力部22を操作して、自分が欲しいクーポンに関する希望条件を入力する(ステップS107)。通信処理部21は、入力された希望条件をインターネット4を介してサーバ装置1に送信する(ステップS108)。そして、このフローチャートの処理を終了する。
【0054】一方、クーポン表示ページが選択された場合には、通信処理部21からインターネット4を介してサーバ装置1にクーポン表示ページの送信要求を送る(ステップS109)。そして、このページ送信要求に伴ってサーバ装置1から後述するように送られてくる、図6(c)に示したクーポン表示ページを通信処理部21が受信し、これを表示部23が表示する(ステップS110)。
【0055】消費者は、表示部23に表示されたクーポン表示ページに従って入力部22を操作してチェックボックスにチェックをし、自分が実際に利用しようと思うクーポンを選択する(ステップS111)。さらに、入力部22を操作して印刷を指示することによって、印刷部24は、選択されたクーポンを用紙上に印刷して出力する(ステップS112)。そして、このフローチャートの処理を終了する。
【0056】図10は、事業者端末3における処理を示すフローチャートである。まず、通信処理部31からインターネット4を介してサーバ装置1にログイン要求を送信し、該要求に対するサーバ装置1側の処理(後述)を経てサーバ装置1にログインする(ステップS201)。そして、ログインに伴ってサーバ装置1から後述するように送られてくる、図8(a)に示した事業者個別ページのトップページを通信処理部31が受信し、これを表示部33が表示する(ステップS202)。
【0057】次に、事業者端末3を利用する事業者は、表示部33に表示されたトップページに従って入力部32を操作して、クーポン選択ページと使用クーポン入力ページとのいずれかを選択する(ステップS203)。そして、消費者によって選択されたページがクーポン選択ページと使用クーポン入力ページとのいずれであるかを判定する(ステップS204)。
【0058】クーポン選択ページが選択された場合には、通信処理部31からインターネット4を介してサーバ装置1にクーポン選択ページの送信要求を送る(ステップS205)。そして、このページ送信要求に伴ってサーバ装置1から後述するように送られてくる、図8(b)に示したクーポン選択ページを通信処理部31が受信し、これを表示部33が表示する(ステップS206)。
【0059】事業者は、表示部33に表示されたクーポン選択ページ(特に履歴情報)に従って入力部32を操作して、消費者が希望した商品に対して提供すべきクーポンを選択する(ステップS207)。通信処理部31は、事業者が選択したクーポンのクーポンコードを消費者の希望条件に対して付された条件コードと対応付けて、インターネット4を介してサーバ装置1に送信する(ステップS208)。そして、このフローチャートの処理を終了する。
【0060】一方、使用クーポン入力ページが選択された場合には、通信処理部31からインターネット4を介してサーバ装置1に使用クーポン入力ページの送信要求を送る(ステップS209)。そして、このページ送信要求に伴ってサーバ装置1から後述するように送られてくる、図8(c)に示した使用クーポン入力ページを通信処理部31が受信し、これを表示部33が表示する(ステップS210)。
【0061】事業者は、使用クーポン入力ページが表示部33に表示された状態で、消費者が使用したクーポンに記載された識別コードをクーポン入力部34から読み取る。これにより、使用クーポン入力ページ上の識別コードの欄に、使用されたクーポンの識別コードが入力される。さらに、入力部31を操作することにより、クーポンを使用して購入した商品の購入価格の合計を入力する(ステップS211)。通信処理部31は、こうして入力された識別コードと購入価格とを、インターネット4を介してサーバ装置1に送信する(ステップS212)。そして、このフローチャートの処理を終了する。
【0062】また、図9、図10のフローチャートには示していないが、消費者端末2または事業者端末3は、消費者または事業者が入力部22、32を操作してログアウト要求を指示し、通信処理部21、31からインターネット4を介して送信することで、サーバ装置1からログアウトする。ログアウト要求がなくても、消費者端末2または事業者端末3とサーバ装置1との間の回線が切断された場合には、サーバ装置1は、ログアウトしたものと同様に扱う。
【0063】図11は、サーバ装置1における処理を示すフローチャートである。サーバ装置1は、通信処理部11が消費者端末2または事業者端末3から何らかの情報を受信したかどうかを待機している(ステップS301)。そして、情報の受信があった場合には、それが消費者端末2または事業者端末3からのログイン要求であったかどうかを判定する(ステップS302)。
【0064】ログイン要求であった場合には、記憶部14の消費者情報データベース15及び事業者情報データベース16を参照し(ステップS303)、ログイン要求をした端末のIPアドレスがこれらのデータベース15、16に登録されているかどうかを判定する(ステップS304)。ログイン要求をした端末のIPアドレスが登録されていない場合には、そのログイン要求を受け付ることなく、ステップS301の処理に戻り、次の情報の受信を待機する。
【0065】ログイン要求をした端末のIPアドレスが登録されている場合には、まず、その端末からのログイン要求を受け付けてログインさせる(ステップS305)。次に、消費者端末2からのログイン要求であれば消費者端末管理部12が図6(a)に示した消費者個別ページのトップページを、事業者端末3からのログイン要求であれば事業者端末管理部13が図8(a)に示した事業者個別ページのトップページを、それぞれ生成する(ステップS306)。
【0066】次に、消費者端末管理部12または事業者端末管理部13は、生成したトップページを通信処理部11に渡し、ログインしてきた消費者端末2または事業者端末3にインターネット4を介して送信させる(ステップS307)。そして、ステップS301の処理に戻り、次の情報の受信を待機する。
【0067】また、ステップS302で受信した情報がログイン要求でないと判定した場合には、ステップS307で送信したトップページからリンクの貼られたいずれかのページの送信要求であったかどうかを判定する(ステップS308)。
【0068】ページ送信要求であった場合には、まず、送信の要求されたページが図6(b)に示した希望条件入力ページであるかどうかを判定する(ステップS309)。希望条件入力ページであれば、消費者端末管理部12は、事業者別クーポンテーブル16bに登録されている事業者及び商品を選択することができるように、希望条件入力ページを生成する(ステップS310)。そして、ステップS316の処理に進む。
【0069】希望条件入力ページでなければ、今度は、送信の要求されたページが図6(c)に示したクーポン表示ページであるかどうかを判定する(ステップS311)。クーポン表示ページであれば、消費者端末管理部12は、要求元の消費者端末2のIPアドレスに基づいて図3(b)に示した消費者別テーブル15bを参照し、当該消費者の最終アクセス日時よりも登録日時が遅いクーポンコードに対応したクーポンを表示対象としたクーポン表示ページを生成する(ステップS312)。そして、ステップS316の処理に進む。
【0070】クーポン表示ページでもなければ、今度は、送信の要求されたページが図8(b)に示したクーポン選択ページであるかどうかを判定する(ステップS313)。クーポン選択ページであれば、事業者端末管理部13は、要求元の事業者端末3のIPアドレスに基づいて図4(c)に示した事業者別条件テーブル16cを参照し、当該事業者の最終アクセス日より登録日時が遅い条件コードを全て取り出し、さらに取り出した各条件コードに対応した消費者別ページ中のレコードに含まれる情報に従って、クーポン選択ページを生成する(ステップS314)。そして、ステップS316の処理に進む。
【0071】クーポン選択ページでもなければ、送信の要求されたページは、図8(c)に示した使用クーポン入力ページである。この場合には、事業者端末管理部13は、使用クーポン入力ページを生成する(ステップ315)。そして、ステップS316の処理に進む。
【0072】ステップS316では、消費者端末12または事業者端末管理部13は、ステップS310、S312、S314またはS315で生成したページを通信処理部11に渡し、IPアドレスに基づいてそのページの要求元の消費者端末2または事業者端末3にインターネット4を介して送信させる。そして、ステップS301の処理に戻り、次の情報の受信を待機する。
【0073】また、ステップS308でページ送信要求でないと判定した場合には、受信した情報がいずれかの消費者端末2から送られてきた希望条件であるかどうかを判定する(ステップS317)。希望条件であれば、消費者端末管理部12は、送信元の消費者端末2のIPアドレスに従った消費者別テーブル15bに新たなレコードを生成して、ここで発行した新たな条件コードを登録すると共に、希望条件として送られてきた事業者コードと商品コードとを登録する(ステップS318)。
【0074】さらに、消費者端末管理部12は、消費者別テーブルに登録した事業者コードに対応した事業者別条件テーブル16cに、ステップS318で発行した条件コードを登録する(ステップS319)。さらに、消費者端末管理部12からの指示に基づいて、事業者端末管理部13は、新たな希望条件が登録された旨を示すメールを生成し、当該事業者端末3に通信処理部11からインターネット4を介して送信させる(ステップS320)。そして、ステップS301の処理に戻り、次の情報の受信を待機する。
【0075】また、ステップS317で希望条件でもないと判定した場合には、受信した情報がいずれかの事業者端末3から送られてきた、選択されたクーポンのクーポンコード(条件コードと対応付け)であるかどうかを判定する(ステップS321)。クーポンコードであると判定した場合には、事業者端末管理部13は、対応付けられている条件コードを有する消費者別テーブル15b中のレコードに、当該クーポンコードを登録する(ステップS322)。そして、ステップS301の処理に戻り、次の情報の受信を待機する。
【0076】また、ステップS321でクーポンコードでもないと判定した場合には、受信した情報がいずれかの事業者端末3から送られてきた、使用済みのクーポンについての識別コード及び購入価格であるかどうかを判定する(ステップS323)。使用済みのクーポンについての識別コード及び購入価格である場合には、事業者端末管理部13は、当該識別コードで特定できる条件コードに対応した消費者別テーブル15b中の使用済みフラグをセットし、当該識別コードで特定できる消費者コードに対応した消費者登録テーブル15a中のポイントを加算する(ステップS324)。そして、ステップS301の処理に戻り、次の情報の受信を待機する。
【0077】なお、図11のフローチャートでは示していないが、消費者端末2または事業者端末3がサーバ装置1からログアウトした場合には、消費者登録テーブル15aまたは事業者登録テーブル16aに登録されている端末の最終アクセス日時を、現在の日時に更新する。
【0078】以上説明したように、この実施の形態にかかるクーポン提供システムでは、各消費者は、表示部22に表示された希望条件入力ページに従ってクーポンの提供を希望する事業者及び商品を希望条件として入力することができる。そして、クーポン表示ページに表示されるクーポンは、全て自らが希望条件を入力した者であるので、自分が真に欲しいクーポンを容易に取得することができる。
【0079】一方、各事業者は、クーポン選択ページ上に表示された希望条件に対してクーポンを選択するものであるため、クーポンを提供する相手をその提供を希望する者に絞ることができる。また、各事業者は、クーポン選択ページ上でクーポンを希望する消費者の履歴も参照することができ、これに従って消費者毎に適切な内容のクーポンを提供できるようになる。
【0080】また、消費者端末2にサーバ装置1から送られてくる情報は、消費者毎に作成される消費者個別ページであり、事業者端末3にサーバ装置1から送られてくる情報は、事業者毎に作成される事業者個別ページである。このため、消費者及び事業者のそれぞれは、自己に関わる情報(クーポン、希望条件)のみを得ることができる。
【0081】しかも、消費者情報データベース15及び事業者情報データベース16には、消費者端末2及び事業者端末3からの最終アクセス日時が登録され、個別ページであるクーポン表示ページ及びクーポン選択ページに含まれるのは、最終アクセス日時以降に消費者情報データベース15及び事業者情報データベース16に登録されたものだけである。このため、消費者及び事業者は、常に新たな情報だけを個別のページで得ることができ、情報の管理が容易になる。
【0082】さらに、クーポン表示ページ上に表示され、印刷部24において用紙上に印刷される各クーポンには、対応する希望条件の条件コードに対応した識別コードが付されている。そして、消費者がクーポンを使用して各事業者から商品を購入すると、使用クーポン入力ページに従ってその識別コードが送られてきて、使用済みフラグがセットされる。これにより、どのクーポンが実際に使用されているかを事業者が容易に管理できるようになる。また、識別コードと共に商品の購入金額も送られてきて、消費者毎に獲得ポイントが加算されることとなっているため、消費者別のポイントカードを発行しなくても、このシステムを利用する各消費者に特典を与えることが可能となる。
【0083】本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の変形態様について説明する。
【0084】上記の実施の形態では、サーバ装置1は、それぞれIPアドレスによって消費者端末2及び事業者端末3を識別していたが、これらの端末2、3の識別方法はこれに限るものではない。例えば、CookieやOPS(Open Profiling Standard)などの適用によって端末2、3を識別するものであってもよい。また、端末2、3に固有の識別コードが書き込まれたICチップを埋め込んでおき、このICチップに書き込まれた識別コードによって端末2、3を識別するものとしてもよい。また、端末毎に識別するのではなく、パスワードなどの認証情報に従って、利用者(消費者及び事業者)毎に識別し、識別した利用者毎に個別のページを提供するものとしてもよい。
【0085】上記の実施の形態では、消費者個別ページまたは事業者個別ページは、それぞれ図6、図8に示すようなフォーマットでサーバ装置1が作成するものとしていた。これに対して、消費者または事業者がそれぞれ消費者個別ページまたは事業者個別ページのデザインフォーマットを指定して消費者情報データベース15または事業者情報データベース16に登録しておき、登録されたデザインフォーマットに基づいてこれらの個別ページを作成するものとしてもよい。
【0086】上記の実施の形態では、消費者端末2は、パーソナルコンピュータまたはPDAで構成されるものとしていたが、携帯電話機であってもよい。この場合、サーバ装置1は、個々の消費者端末2(携帯電話機)を発信者電話番号によって特定することができる。この場合には、サーバ装置1から送られてきたクーポンを用紙上に印刷するのではなく、携帯電話機のディスプレイに表示して事業者に提示することができる。
【0087】上記の実施の形態では、消費者端末2、事業者端末3及びサーバ装置1のそれぞれで、図9〜図11のフローチャートに示したプログラムが実行されるものとしていたが、このようなプログラムは、CD−ROMやDVD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布するものとしてもよい。また、インターネット上のWebサーバが有する固定ディスク装置内に格納しておき、インターネットに接続された汎用コンピュータ装置にダウンロードするものとしてもよい。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、商品の需要者は、複数の商品の供給者が提供するクーポンの中から真に提供を受けたいクーポンを容易に得ることができる。
【0089】また、商品の供給者は、自己が供給する商品のクーポンをその提供を欲する者に絞って、また適切な内容のクーポンを選択して提供することができる。