2007年08月22日

メニュー推薦システム、方法及び装置、並びにプログラム

「メニュー推薦システム、方法及び装置、並びにプログラム」のプロジェクトパートナーを募集します!

【発明の名称】メニュー推薦システム、方法及び装置、並びにプログラム

【出願日】2001年04月02日

【出願番号】特願2001-103820

【公開番号】特許公開2002-297892

【出願人】フォーカスワン株式会社

【発明者】本田 季伸


【要約】
【課題】 利用者及びその家族の実情を考慮して、利用者毎に推薦メニューとして最適な食事メニューを提供する。
【解決手段】 利用者は、端末装置2の入力部23から家族構成などの利用者情報を入力して、通信処理部21からサーバ装置1に送信する。サーバ装置1の通信処理部11が利用者情報を受信すると、これを利用者情報記憶部12に一時記憶させる。メニュー作成部14は、利用者情報記憶部12に記憶された利用者情報に基づいて、飲食物情報データベース13aから飲食物を選び出し、食事メニューを作成する。また、その食事メニューを作成するのに必要な食材がどの店でどの程度の値段で販売されているかといった販売情報を販売情報データベース13bから読み出す。さらに、作成した食事メニューのレシピをレシピデータベース13cから読み出す。そして、これら食事メニュー、販売情報及びレシピを、通信処理部11から利用者の端末装置2に送信する。


【特許請求の範囲】
【請求項1】サーバ装置と、該サーバ装置に通信回線を介して接続された端末装置とを備え、前記端末装置は、その利用者に関する情報を前記通信回線を介して前記サーバ装置に送信する利用者情報送信手段と、前記利用者情報送信手段から送信した利用者に関する情報に対して前記サーバ装置から前記通信回線を介して送信された食事メニューを受信するメニュー受信手段と、前記メニュー受信手段が受信した食事メニューを出力するメニュー出力手段とを備え、前記サーバ装置は、前記利用者情報送信手段から送信された利用者に関する情報を受信する利用者情報受信手段と、複数種類の飲食物に関する情報を記憶する飲食物情報記憶手段と、前記利用者情報受信手段が受信した利用者に関する情報に基づいて、前記飲食物情報記憶手段に記憶されている飲食物に関する情報のうちから1種類以上を選択し、前記利用者に推薦すべき食事メニューを作成するメニュー作成手段と、前記メニュー作成手段が作成した食事メニューを前記通信回線を介して当該利用者の端末装置に送信するメニュー送信手段とを備えることを特徴とするメニュー推薦システム。
【請求項2】通信回線を介して利用者に推薦すべき食事メニューを提供するメニュー推薦方法であって、複数種類の飲食物に関する情報を予め記憶しておき、食事メニューの提供対象となる利用者の端末装置から前記通信回線を介して該利用者に関する情報を受信し、受信した利用者に関する情報に基づいて、予め記憶されている飲食物に関する情報のうちから1種類以上を選択し、前記利用者に推薦すべき食事メニューを作成し、作成した食事メニューを前記通信回線を介して当該利用者の端末装置に送信することを特徴とするメニュー推薦方法。
【請求項3】通信回線を介して端末装置と接続されたメニュー推薦装置であって、前記端末装置の利用者に関する情報を記憶する利用者情報記憶手段と、複数種類の飲食物に関する情報を記憶する飲食物情報記憶手段と、前記利用者情報記憶手段に記憶された利用者に関する情報に基づいて、前記飲食物情報記憶手段に記憶されている飲食物に関する情報のうちから1種類以上を選択し、前記利用者に推薦すべき食事メニューを作成するメニュー作成手段と、前記メニュー作成手段が作成した食事メニューを前記通信回線を介して当該利用者の端末装置に送信するメニュー送信手段とを備えることを特徴とするメニュー推薦装置。
【請求項4】前記メニュー作成手段は、前記利用者に関する情報に基づいて、前記飲食物情報記憶手段から飲食物に関する情報の量を調整して選択することを特徴とする請求項3に記載のメニュー推薦装置。
【請求項5】前記飲食物に関する情報は、それぞれカロリーに関する情報を含んでおり、前記メニュー作成手段は、前記飲食物情報記憶手段から飲食物に関する情報を選択する際に、選択する飲食物全体でのカロリーを計算し、計算したカロリーの値が所定の範囲にある食事メニューを作成することを特徴とする請求項3または4に記載のメニュー推薦装置。
【請求項6】前記飲食物に関する情報は、それぞれに含まれている栄養素に関する情報を含んでおり、前記メニュー作成手段は、前記飲食物情報記憶手段から飲食物に関する情報を選択する際に、選択する飲食物全体に含まれる各栄養素の量を求め、求めた各栄養素の量が所定範囲にある食事メニューを作成することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載のメニュー推薦装置。
【請求項7】前記利用者に関する情報は、前記利用者を含む前記利用者から食事を提供される者の健康状態に関する情報を含み、前記メニュー作成手段は、前記利用者から食事を提供される者の健康状態に関する情報に基づいて、前記飲食物情報記憶手段から飲食物に関する情報を選択し、前記利用者に推薦すべき食事メニューを作成することを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載のメニュー推薦装置。
【請求項8】前記飲食物に関する情報は、それぞれ材料となる食材に関する情報を含んでおり、前記メニュー作成手段は、選択した全ての飲食物を作るために必要な食材に関する情報をさらに作成し、前記メニュー送信手段は、前記メニュー作成手段が作成した必要な食材に関する情報を前記食事メニューと共に前記通信回線を介して当該利用者の端末装置に送信することを特徴とする請求項3乃至7のいずれか1項に記載のメニュー推薦装置。
【請求項9】食材の販売に関する販売情報を記憶する販売情報記憶手段をさらに備え、前記メニュー作成手段は、前記販売情報記憶手段から該必要な食材それぞれに関する販売情報を抽出し、抽出した販売情報を含めて前記必要な食材に関する情報を作成することを特徴とする請求項8に記載のメニュー推薦装置。
【請求項10】前記利用者に関する情報は、前記利用者が有する食材に関する情報を含んでおり、前記メニュー作成手段は、前記必要な食材に関する情報として、選択した全ての飲食物を作るために前記利用者が有する食材では不足する食材に関する情報を作成することを特徴とする請求項8または9に記載のメニュー推薦装置。
【請求項11】前記利用者が提供された食事メニューの履歴を記憶する提供履歴記憶手段をさらに備え、前記メニュー作成手段は、さらに前記提供履歴記憶手段に記憶された履歴に基づいて、前記飲食物情報記憶手段から飲食物に関する情報を選択することを特徴とする請求項3乃至10のいずれか1項に記載のメニュー推薦装置。
【請求項12】前記利用者を含む前記利用者から食事を提供される者が実際に食事した食事メニューの履歴を記憶する食事履歴記憶手段をさらに備え、前記メニュー作成手段は、さらに前記食事履歴記憶手段に記憶された履歴に基づいて、前記飲食物情報記憶手段から飲食物に関する情報を選択することを特徴とする請求項3乃至11のいずれか1項に記載のメニュー推薦装置。
【請求項13】前記飲食物情報記憶手段に記憶された複数種類の飲食物のそれぞれに関するレシピを記憶するレシピ記憶手段と、前記メニュー作成手段が作成した食事メニューに含まれる各飲食物に対応するレシピを、前記レシピ記憶手段から抽出するレシピ抽出手段とをさらに備え、前記メニュー送信手段は、前記レシピ抽出手段が抽出したレシピを前記食事メニューと共に、前記通信回線を介して当該利用者の端末装置に送信することを特徴とする請求項3乃至12のいずれか1項に記載のメニュー推薦装置。
【請求項14】通信回線を介して端末装置と接続されたコンピュータ装置を、前記端末装置の利用者に関する情報を記憶する利用者情報記憶手段、複数種類の飲食物に関する情報を記憶する飲食物情報記憶手段、前記利用者情報記憶手段に記憶された利用者に関する情報に基づいて、前記飲食物情報記憶手段に記憶されている飲食物に関する情報のうちから1種類以上を選択し、前記利用者に推薦すべき食事メニューを作成するメニュー作成手段、及び、前記メニュー作成手段が作成した食事メニューを前記通信回線を介して当該利用者の端末装置に送信するメニュー送信手段として機能させるためのプログラム。


【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者毎に最適な食事メニューを推薦するためのシステム等に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭の主婦にとって、毎日の食事メニューを考えるのは非常にやっかいな作業である。そこで、従来より、主婦向けの雑誌などでは、1週間分の食事メニューを提案する記事なども設けられている。この食事メニューの提案記事を利用すれば、食事メニューを考えるという作業から開放され、後はそのメニューに従って食事を作るだけとすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記した提案記事で提案されている食事メニュー(以下、記事メニューという)は、編集者側においてモデル的な家庭を想定して作成されたものであり、各家庭の実情を考慮したものではないため、実際にあまり利用されることがなかった。
【0004】例えば、家庭毎に家族構成が異なる。年齢、性別などの違いによって、必要とするカロリー、栄養素にも違いが生じる。家族の構成員毎に嗜好が異なり、好きな食べ物と嫌いな食べ物とがある。各家庭の経済力の違い、仕事を持つ主婦にとっての時間の制約、或いは料理の腕前によって、記事メニューで推薦された食事を作れない場合がある。
【0005】また、糖尿病、アトピーなどの病気を持っている者には、カロリーの制限、食べることが可能な食品の制限などがあり、記事メニューの食事が適さない場合がある。慢性的な病気を持っていなくても、風邪を引いてる場合にはビタミンを豊富に含む食事が望まれたり、胃腸の調子が悪いときには消化のよい食事が望まれるなど、体調によって食べるものを考慮した方がよい。病気でなくても、ダイエットをしている場合など、自ら食事を制限している場合もある。
【0006】これに対して、糖尿病やアトピーの患者や、ダイエット中の者に適した食事メニューを推薦している雑誌や本もある。しかし、家庭の構成員全員が糖尿病やアトピーなどの患者であったり、ダイエット中であったりということは滅多にない。すると、家族の他の者の食事もそれに合わせてしまうか、全く別のメニューを用意するしかなく、家族それぞれに適した食事というのができない。
【0007】さらに、居住地域によっては入手が困難な食材もあり、入手できたとしても非常に高価な場合もある。必ずしもいつでも買い物に行けるとは限らず、休日に1週間分の食材をまとめ買いしなくてはならない者もいたり、一定の時間帯にしか買い物に行けない者もいる。車を所有しているかどうかの違いなどから、買い物に行ける範囲も異なってくる。
【0008】以上のような家庭毎の事情の違いといった理由から、それぞれの利用者に合わせて最適な食事メニューが推薦されることが、従来より強く望まれていた。
【0009】本発明は、利用者及びその家族の実情を考慮して、利用者毎に推薦メニューとして最適な食事メニューを提供することができるメニュー推薦システム、方法及び装置、並びにそのためのプログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかるメニュー推薦システムは、サーバ装置と、該サーバ装置に通信回線を介して接続された端末装置とを備え、前記端末装置は、その利用者に関する情報を前記通信回線を介して前記サーバ装置に送信する利用者情報送信手段と、前記利用者情報送信手段から送信した利用者に関する情報に対して前記サーバ装置から前記通信回線を介して送信された食事メニューを受信するメニュー受信手段と、前記メニュー受信手段が受信した食事メニューを出力するメニュー出力手段とを備え、前記サーバ装置は、前記利用者情報送信手段から送信された利用者に関する情報を受信する利用者情報受信手段と、複数種類の飲食物に関する情報を記憶する飲食物情報記憶手段と、前記利用者情報受信手段が受信した利用者に関する情報に基づいて、前記飲食物情報記憶手段に記憶されている飲食物に関する情報のうちから1種類以上を選択し、前記利用者に推薦すべき食事メニューを作成するメニュー作成手段と、前記メニュー作成手段が作成した食事メニューを前記通信回線を介して当該利用者の端末装置に送信するメニュー送信手段とを備えることを特徴とする。
【0011】上記のメニュー推薦システムでは、利用者に提供する食事メニューを、利用者に関する情報に基づいて作成している。つまり、利用者それぞれの事情に基づいて、各利用者に最適な食事メニューを提供することができる。
【0012】上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかるメニュー推薦方法は、通信回線を介して利用者に推薦すべき食事メニューを提供するメニュー推薦方法であって、複数種類の飲食物に関する情報を予め記憶しておき、食事メニューの提供対象となる利用者の端末装置から前記通信回線を介して該利用者に関する情報を受信し、受信した利用者に関する情報に基づいて、予め記憶されている飲食物に関する情報のうちから1種類以上を選択し、前記利用者に推薦すべき食事メニューを作成し、作成した食事メニューを前記通信回線を介して当該利用者の端末装置に送信することを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するため、本発明の第3の観点にかかるメニュー推薦装置は、通信回線を介して端末装置と接続されたメニュー推薦装置であって、前記端末装置の利用者に関する情報を記憶する利用者情報記憶手段と、複数種類の飲食物に関する情報を記憶する飲食物情報記憶手段と、前記利用者情報記憶手段に記憶された利用者に関する情報に基づいて、前記飲食物情報記憶手段に記憶されている飲食物に関する情報のうちから1種類以上を選択し、前記利用者に推薦すべき食事メニューを作成するメニュー作成手段と、前記メニュー作成手段が作成した食事メニューを前記通信回線を介して当該利用者の端末装置に送信するメニュー送信手段とを備えることを特徴とする。
【0014】上記メニュー推薦装置において、前記メニュー作成手段は、前記利用者に関する情報に基づいて、前記飲食物情報記憶手段から飲食物に関する情報の量を調整して選択するものとしてもよい。
【0015】上記メニュー推薦装置において、前記飲食物に関する情報は、それぞれカロリーに関する情報を含むものであってもよい。この場合、前記メニュー作成手段は、前記飲食物情報記憶手段から飲食物に関する情報を選択する際に、選択する飲食物全体でのカロリーを計算し、計算したカロリーの値が所定の範囲にある食事メニューを作成するものとすることができる。
【0016】上記メニュー推薦装置において、前記飲食物に関する情報は、それぞれに含まれている栄養素に関する情報を含むものであってもよい。この場合、前記メニュー作成手段は、前記飲食物情報記憶手段から飲食物に関する情報を選択する際に、選択する飲食物全体に含まれる各栄養素の量を求め、求めた各栄養素の量が所定範囲にある食事メニューを作成するものとすることができる。
【0017】上記メニュー推薦装置において、前記利用者に関する情報は、前記利用者を含む前記利用者から食事を提供される者の健康状態に関する情報を含むものであってもよい。この場合、前記メニュー作成手段は、前記利用者から食事を提供される者の健康状態に関する情報に基づいて、前記飲食物情報記憶手段から飲食物に関する情報を選択し、前記利用者に推薦すべき食事メニューを作成するものとすることができる。
【0018】上記メニュー推薦装置において、前記飲食物に関する情報は、それぞれ材料となる食材に関する情報を含むものであってもよい。この場合、前記メニュー作成手段は、選択した全ての飲食物を作るために必要な食材に関する情報をさらに作成し、前記メニュー送信手段は、前記メニュー作成手段が作成した必要な食材に関する情報を前記食事メニューと共に前記通信回線を介して当該利用者の端末装置に送信するものとすることができる。
【0019】ここで、食材の販売に関する販売情報を記憶する販売情報記憶手段をさらに備えるものとし、前記メニュー作成手段は、前記販売情報記憶手段から該必要な食材それぞれに関する販売情報を抽出し、抽出した販売情報を含めて前記必要な食材に関する情報を作成するものとすることができる。
【0020】またさらに、前記利用者に関する情報は、前記利用者が有する食材に関する情報を含むものであってもよい。この場合、前記メニュー作成手段は、前記必要な食材に関する情報として、選択した全ての飲食物を作るために前記利用者が有する食材では不足する食材に関する情報を作成するものとすることができる。
【0021】上記メニュー推薦装置は、前記利用者が提供された食事メニューの履歴を記憶する提供履歴記憶手段をさらに備えていてもよい。この場合において、前記メニュー作成手段は、さらに前記提供履歴記憶手段に記憶された履歴に基づいて、前記飲食物情報記憶手段から飲食物に関する情報を選択するものとすることができる。
【0022】また、前記利用者を含む前記利用者から食事を提供される者が実際に食事した食事メニューの履歴を記憶する食事履歴記憶手段をさらに備えていてもよい。この場合において、前記メニュー作成手段は、さらに前記食事履歴記憶手段に記憶された履歴に基づいて、前記飲食物情報記憶手段から飲食物に関する情報を選択するものとすることができる。
【0023】上記メニュー推薦装置は、前記飲食物情報記憶手段に記憶された複数種類の飲食物のそれぞれに関するレシピを記憶するレシピ記憶手段と、前記メニュー作成手段が作成した食事メニューに含まれる各飲食物に対応するレシピを、前記レシピ記憶手段から抽出するレシピ抽出手段とをさらに備えていてもよい。この場合において、前記メニュー送信手段は、前記レシピ抽出手段が抽出したレシピを前記食事メニューと共に、前記通信回線を介して当該利用者の端末装置に送信するものとすることができる。
【0024】なお、上記メニュー推薦装置において、利用者情報記憶手段に記憶される利用者に関する情報は、利用者が食事メニューの作成を要求する場合に、端末装置からその都度送ってきたものであってもよい。この場合、利用者情報記憶手段は、利用者に関する情報を一時的に記憶するものであればよい。また、利用者情報記憶手段として利用者に関する情報を予め登録したデータベースを適用し、所定期間毎に登録された利用者に対して食事メニューを作成して、その端末装置に送信するものとしてもよい。
【0025】上記目的を達成するため、本発明の第4の観点にかかるプログラムは、通信回線を介して端末装置と接続されたコンピュータ装置を、前記端末装置の利用者に関する情報を記憶する利用者情報記憶手段、複数種類の飲食物に関する情報を記憶する飲食物情報記憶手段、前記利用者情報記憶手段に記憶された利用者に関する情報に基づいて、前記飲食物情報記憶手段に記憶されている飲食物に関する情報のうちから1種類以上を選択し、前記利用者に推薦すべき食事メニューを作成するメニュー作成手段、及び、前記メニュー作成手段が作成した食事メニューを前記通信回線を介して当該利用者の端末装置に送信するメニュー送信手段として機能させることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0027】図1は、この実施の形態にかかるメニュー推薦システムの構成を示すブロック図である。このメニュー推薦システムは、利用者及びその家族にとって適していると考えられる食事メニューを推薦して提供するものであり、図1に示すように、サーバ装置1と、サーバ装置1とインターネット3を介して接続され、各利用者の利用に供する端末装置2とから構成されている。
【0028】端末装置2は、パーソナルコンピュータやWeb参照機能を有する携帯電話機などによって構成され、通信処理部21と、表示部22と、入力部23とを備えている。
【0029】通信処理部21は、インターネット3を介してサーバ装置1との間で情報の送受信を行う。表示部22は、通信処理部21がサーバ装置1から受信した情報、特に後述する利用者情報記入フォームや食事メニューを表示し、またその他の情報を表示する。入力部23は、食事メニューの作成要求のサーバ装置1への送信を指示したり、表示部22に表示された利用者情報記入フォームに従って、利用者情報を入力するために用いられる。
【0030】図2は、表示部22に表示される利用者情報記入フォームの例を示す図である。図示するように、利用者情報記入フォームには、まず、利用者自身に関する情報を記入する。ここでは、利用者の年齢、性別、居住地、買い物が可能な時間帯、買い物に自動車を利用できるかどうかを入力する欄が設けられている。また、利用者の嫌いな食べ物を入力する欄が設けられている。さらに、利用者の健康状態に関する情報として、糖尿病、アトピーなどの病気があるかどうか、さらにはダイエット中など自己で気を配っているものがあるかどうかをチェックする欄が設けられている。
【0031】次に利用者情報記入フォームにおいて、利用者の家族構成員(利用者により食事が提供される者)に関する情報を記入する。ここでは、各家族構成員について、年齢、性別を入力する欄が設けられている。また、利用者の場合と同じように、嫌いな食べ物を入力する欄と、健康状態に関する情報を入力する欄とが順次設けられている。
【0032】図1に戻って説明を続けると、サーバ装置1は、汎用コンピュータによって構成され、記憶装置にインストールされたプログラムにより、通信処理部11と、利用者情報記憶部12と、メニュー作成データ記憶部13と、メニュー作成部14とが構築されている。メニュー作成データ記憶部13には、飲食物情報データベース13aと、販売情報データベース13bと、レシピデータベース13cとが含まれている。
【0033】通信処理部11は、インターネット3を介して端末装置2との間で情報の送受信を行う。利用者情報記憶部12は、食事メニューの作成要求に続いて端末装置2から送られてきた利用者情報を一時的に記憶する。メニュー作成部14は、利用者情報記憶部12に記憶された利用者情報に基づいて、メニュー作成データ記憶部13を参照し、当該利用者情報に適していると考えられるメニューを作成する。レシピデータベース13cは、飲食物情報データベース13aに登録された飲食物のそれぞれについて、レシピを記憶したデータベースである。
【0034】飲食物情報データベース13aは、食事メニューとして提案可能な飲食物を登録したデータベースであり、図3に示すように、飲食物名と、その飲食物を作るのに必要な食材及び分量と、その飲食物のカロリーと、それぞれの飲食物に含まれる栄養素名及び含有量とを記憶する欄が設けられている。
【0035】販売情報データベース13bは、店舗において食材が販売されている価格(特売価格を含む)を登録したデータベースであり、図4に示すように、食材と、その食材の販売単位量と、販売単位当たりの価格と、その食材に関するその他の情報とを記憶する欄が設けられている。ここで、その他の情報としては、販売店や特売日時に関する情報が含まれる。
【0036】以下、この実施の形態にかかるメニュー推薦システムにおける動作について説明する。
【0037】図5は、この実施の形態にかかるメニュー推薦システムにおける全体の処理の流れを示すフローチャートである。まず、端末装置2のユーザが入力部23から所定の操作入力をすることにより、通信処理部21からインターネット3を介してメニュー作成要求を送信する(ステップS11)。この要求を、サーバ装置1の通信処理部11が受信し、メニュー作成部14に渡す(ステップS21)。
【0038】メニュー作成部14は、メニュー作成要求を受け取ると、利用者情報記入フォームを通信処理部11に渡し、インターネット3を介して要求元の端末装置2に送信させる(ステップS22)。この利用者情報記入フォームを、端末装置2の通信処理部21が受信し、表示部22に渡す(ステップS12)。表示部22は、渡された利用者情報記入フォームを表示する(ステップS13)。
【0039】次に、端末装置2の利用者は、表示部22に表示された利用者情報記入フォームに従って入力部23を操作することにより、利用者情報を入力する(ステップS14)。利用者情報の入力が終了し、送信が指示されると、入力された利用者情報が通信処理部21からインターネット3を介してサーバ装置1に送信される(ステップS15)。この利用者情報を、サーバ装置1の通信処理部11が受信し、利用者情報記憶部12に記憶させる(ステップS23)。
【0040】メニュー作成部14は、利用者情報が利用者情報記憶部12に記憶されることにより、その利用者情報に適した食事メニュー(後述する付随情報を含む)を作成し、通信処理部11に渡す(ステップS24)。このメニュー作成処理については、詳しく後述する。通信処理部11は、作成された食事メニューが渡されると、これをインターネット3を介して利用者情報の送信元の端末装置2に送信する(ステップS25)。サーバ装置1側の処理はこれで終了である。
【0041】端末装置2の通信処理部21は、食事メニューを受信し、表示部22に渡す(ステップS16)。そして、表示部22がこの食事メニューを表示して(ステップS17)、端末装置2側を含めて一連の処理が終了する。
【0042】図6は、ステップS24のメニュー作成処理を詳細に示すフローチャートである。メニュー作成部14は、まず、利用者情報記憶部12に記憶された利用者情報で示す家族構成を基に、飲食物情報データベース13aに登録されている飲食物のうちから提供する食事メニューの候補となるべき飲食物を選択する(ステップS31)。この際、家族構成に合わせて飲食物(それを作るのに必要となる食材)の分量の調整を行ってもよい。
【0043】次に、メニュー作成部14は、利用者情報記憶部12に記憶された利用者及び家族構成員の嫌いな食べ物に関する情報、及びそれぞれの健康状態に関する情報を基に、候補として選択した飲食物に食べられないものが含まれているかどうかを判定する(ステップS32)。食べられないものが含まれている場合には、ステップS31の処理に戻り、新たに候補となる飲食物の選択をやり直す。
【0044】食べられないものが含まれていなければ、メニュー作成部14は、選択した飲食物のカロリー計算を行う(ステップS33)。そして、健康状態に関する情報を参照しつつ、利用者及び家族構成員のそれぞれが必要なカロリーとして適切な値の範囲にあるかどうかを判定する(ステップS34)。適切な値の範囲にあれば、そのままステップS36の処理に進む。適切な値の範囲になければ、適切な値の範囲となるように、選択した飲食物(それを作るのに必要となる食材の分量を調整し、計算したカロリーの値も補正する(ステップS35)。そして、ステップS36の処理に進む。
【0045】ステップS36では、メニュー作成部14は、選択した飲食物に含まれる各栄養素の合計を計算する(ステップS36)。そして、健康状態に関する情報を参照しつつ、各栄養素のバランスが利用者及び家族構成員のそれぞれにとって適切な範囲にあるかどうかを判定する(ステップS37)。各栄養素のバランスが適切な範囲になければ、ステップS31の処理に戻り、新たに候補となる飲食物の選択をやり直す。各栄養素のバランスが適切な範囲にあれば、選択した飲食物を提供する食事メニューに含まれる飲食物として確定する。また、ステップS33で計算したカロリーに関する情報を付加する(ステップS38)。
【0046】その後、メニュー作成部14は、確定した食事メニューに含まれる各飲食物を作るために必要な食材それぞれの分量の合計を求め、食材情報を作成する(ステップS39)。次に、必要な食材それぞれに関する情報を販売情報データベース13bから読み出し、販売情報を作成する(ステップS40)。さらに、選択した飲食物に対応したレシピをレシピデータベース13cから読み出す(ステップS41)。そして、このフローチャートの処理を終了し、メインルーチン(図5)に復帰する。なお、ステップS39で作成した食材情報、ステップS40で作成した販売情報、及びステップS41で抽出したレシピが、確定した食事メニューと共に利用者の端末装置2に送られる付随情報となる。
【0047】次に、上記のようにして端末装置2の利用者に提供される食事メニューの例を、図7を参照して説明する。図示するように、推薦する食事メニューとして利用者が作成すべき飲食物の名前と、そのカロリーが付随情報として示されている。また、全ての飲食物を作るのに必要な食材及びその分量、並びに各食材に関する販売情報も付随情報として示されている。さらに、付随情報として各飲食物についてのレシピが含まれている。
【0048】以上説明したように、この実施の形態にかかるメニュー推薦システムによれば、利用者が自己及び家族構成員に関する情報を利用者情報として端末装置2から入力し、サーバ装置1に送ることで、利用者の端末装置2に推薦する食事メニューが送られてくる。この食事メニューは、利用者情報に基づいて作成されるため、各利用者の事情に適した食事メニューを提供することが可能となっている。利用者情報には、利用者自身及び家族構成員の健康状態に関する情報も含まれているので、提供された食事メニューに従って食事をすることで、利用者及びその家族の健康を保つことが可能となる。
【0049】また、食事メニューの付随情報として、必要な食材に関する情報や販売情報も付加されている。このため、利用者が食事のための買い物をする際の助けとなっている。さらに、食事メニューの付随情報には、各飲食物のレシピも含まれている。これにより、料理がそれほど得意でない利用者であっても、推薦された食事メニューが示す飲食物を容易に作ることができるようになる。
【0050】本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形態の変形態様について説明する。
【0051】上記の実施の形態では、食事メニューの作成を要求する都度、利用者は、利用者情報記入フォームに従って利用者情報を入力する必要があった。しかしながら、サーバ装置1内に予め登録しておき、例えば、1週間毎に1週間分の食事メニューを作成して(複数種類の推薦メニューとして作成することも可)、電子メールで利用者に送付することなどもできる。
【0052】図8は、このような場合に適用されるサーバ装置の構成を示すブロック図である。サーバ装置4は、通信処理部41と、メニュー作成データ記憶部43と、メニュー作成部44とを備えている。メニュー作成データ記憶部43には、飲食物情報データベース43a、販売情報データベース43b、レシピデータベース43c、及び利用者情報データベース43dが含まれている。このうち、飲食物情報データベース43a、販売情報データベース43b、及びレシピデータベース43cは、上記の実施の形態で示したものと同じである。
【0053】利用者情報データベース43dは、上記した利用者情報記入フォームに記入すべき情報とほぼ同じ利用者情報を、利用者毎に予め登録したデータベースである。メニュー作成部44は、1週間毎に起動し、利用者情報データベース43dから利用者情報を順次読み出して、1週間分の食事メニューを作成する。食事メニューの作成方法は、上記の実施の形態で示したものと同じである。通信処理部41は、メニュー作成部44が作成した食事メニューを添付ファイルとして、電子メールで各利用者の端末装置2に送信する。
【0054】図8のサーバ装置4を適用したメニュー推薦システムでは、端末装置2の利用者は、自己の利用者情報を予め利用者情報データベース43dに登録しておけば、1回1回利用者情報を入力することなく、サーバ装置4から1週間分の食事メニューが送られてくることになる。このため、上記の実施の形態で示したメニュー推薦システムよりも、利用者にかかる負荷が小さくて済むようになる。
【0055】上記の実施の形態では、メニュー作成部14(44)は、推薦する食事メニューを作るのに必要な食材に関する情報も作成して、食事メニューと共に利用者に提供するものとしていた。これに対して、利用者情報に利用者の手持ちの食材に関する情報を含ませておくことにより、不足している食材に関する情報のみを提供するものとすることもできる。また、利用者の手持ちの材料に関する情報を利用者情報に含ませる場合には、メニュー作成部14(44)は、利用者の手持ちの材料の範囲で作ることが可能な食事メニューを作成することもできる。
【0056】上記の実施の形態では、メニュー作成部14(44)は、前に作成した食事メニューの内容と関係なく、その都度食事メニューを作成するものとしていた。しかしながら、この場合には同じような内容の食事メニューが続けて提供されてしまうという問題もある。そこで、メニュー作成データ記憶部13(43)に、さらに利用者毎に作成した食事メニューの履歴を蓄積する履歴データベースを含ませるものとし、さらに履歴データベースの記憶内容に従って、メニュー作成部14(44)が食事メニューを作成するものとしてもよい。ここで、履歴データベースには、さらに提供された食事メニューを実際に利用したかどうかを利用者が登録できるようにしてもよい。
【0057】また、提供された食事メニューに限ることなく、利用者及びその家族構成員が実際に食事した食事メニューを利用者及びその家族構成員の操作によって履歴データベースに登録できるようにしてもよい。この場合、履歴データベースへの登録は、端末装置2からサーバ装置1にアクセスして行うものに限られない。例えば、家族構成員がそれぞれ自分の携帯電話機からサーバ装置1にアクセスし、履歴データベースに登録できるようにしてもよい。これにより、例えば、家族構成員の一部が昼間外食したものと同じ食事メニューが夜に家庭でも出されたり、短期間のうちに同じ食事メニューが重なったりということを防ぐことができる。
【0058】メニュー作成部14(44)は、履歴データベースを参照することによって、利用者に提供したばかりの食事メニュー(或いは実際に利用されたばかりの食事メニュー)と内容が重複しないように、食事メニューを作成するものとすることができる。また、メニュー作成部14(44)は、履歴データベースを参照することによって、利用者によく利用されている食事メニューに近い食事メニューを作成するものとすることができる。
【0059】上記の実施の形態では、メニュー作成部14(44)は、利用者毎に1通りの食事メニューを作成するだけであったが、複数種類の推薦メニューを作成して、各利用者に提供することもできる。この場合、各利用者は、どの推薦メニューを実際に利用したか示す情報を端末装置2からサーバ装置1(4)に送り、利用状況の履歴をサーバ装置1(4)内に蓄積させるものとしてもよい。
【0060】上記の実施の形態では、メニュー作成部14(44)は、食事メニューの付随情報として販売情報を作成していたが、提供された食事メニューでは予算オーバーとなる場合もあり得る。そこで、利用者情報に予算金額を含ませておき、食事メニューの食事を作るのに必要な金額が販売情報に基づいて予算金額内に収まるかどうかをチェックするものとしてもよい。そして、予算金額内に収まれば、その食事メニューを利用者に提供し、予算金額内に収まらなければ、食事メニューの候補となる飲食物の選択からやり直すものとしてもよい。
【0061】上記の実施の形態では、利用者情報に買い物に行ける時間帯の情報を含ませるものとし、付随情報としての販売情報に反映させることができるものとなっていた。しかし、仕事を持つ主婦など忙しい利用者は、時間的な制約から提供された食事メニューの食事を作ることができない場合があり得る。そこで、食事を作るのに利用者がかけることができる時間を利用者情報に含ませ、時間内で作ることができる食事メニューを利用者に提供するものとしてもよい。
【0062】上記の実施の形態では、サーバ装置1(4)の各部に、通信処理部11(41)、利用者情報記憶部12、メニュー作成データ記憶部13(43)、メニュー作成部14(44)が予め構築され、図5、図6のフローチャートの処理が実行されるものとしていた。このようなプログラムは、CD−ROM、DVD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布するものとしてもよい。或いは、インターネット3上のWebサーバの固定ディスク装置内に格納しておき、ここから汎用コンピュータにダウンロードするものとしてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、利用者毎に最適な食事メニューを作成して、各利用者に提供することができる。