【0050】図3は、請求書発行サーバ2の構成を示すブロック図である。請求書発行サーバ2は、汎用サーバコンピュータによって構成され、図示するように、CPU21と、記憶装置22と、通信装置23とを備えている。また、発行請求書データベース24を有している。
【0051】CPU21は、記憶装置22に記憶されたプログラムを実行し、事業者サーバ1から送られた各利用者の利用状況に関わる情報に基づいて請求書を発行し、その旨を事業者サーバ1に返送する処理や、或いは後述する請求書閲覧サイト内の各ページのカスタマイズや、請求通知メールの発送のために必要な処理を行う。記憶装置22は、主記憶及び補助記憶を含み、CPU21の処理プログラムを記憶すると共に、データの記憶領域として用いられる。記憶装置22に記憶されているデータとしては、後述する暗号鍵及び復号鍵が含まれる。
【0052】通信装置23は、通信回線を介して事業者サーバ1及び店舗端末4と、さらには携帯電話網及びインターネットを介して携帯電話機5と情報を送受信する。発行請求書データベース24は、各利用者に対して発行した請求書に関するデータを記憶するデータベースである。発行請求書データベース24の詳細については後述する。
【0053】図4は、金融機関等サーバ3の構成を示すブロック図である。金融機関等サーバ3は、汎用サーバコンピュータによって構成され、図示するように、CPU31と、記憶装置32と、通信装置33とを備えている。また、決済情報データベース34を有している。
【0054】CPU31は、記憶装置32に記憶されたプログラムを実行し、店舗端末4から集められた情報を基に事業者との間における料金の決済の処理を行う。記憶装置32は、主記憶及び補助記憶を含み、CPU31の処理プログラムを記憶すると共に、データの記憶領域として用いられる。通信装置33は、通信回線を介して事業者サーバ1及び店舗端末4と情報を送受信する。決済情報データベース34は、料金の決済のために必要な情報を記憶するデータベースである。決済情報データベース34の詳細については後述する。
【0055】図5は、店舗端末4の構成を示すブロック図である。例えば、コンビニエンスストアであればPOS(Point Of Sales)端末、銀行などの金融機関であればATM(Automatic Teller Machine)端末であり、図示するように、CPU41と、記憶装置42と、バーコードリーダ43と、キー入力装置44と、表示装置45と、通信装置46とを備えている。POS端末である場合もATM端末である場合も、他の構成要素を含むこととなるが、本発明と直接関係がないので省略している。
【0056】CPU41は、記憶装置42に記憶されたプログラムを実行し、バーコードリーダ43が読み取った請求書バーコード(後述)に基づいて料金を収納し、料金を収納した旨の情報を金融機関等サーバ3に送るために必要な処理を行う。記憶装置42は、主記憶及び補助記憶を含み、CPU41の処理プログラムを記憶すると共に、データの記憶領域として用いられる。
【0057】バーコードリーダ43は、後述するように携帯電話機5に表示された請求書バーコードを読み取る。キー入力装置44は、操作者が処理のために必要な指示をキー入力する。表示装置45は、バーコードリーダ43が読み取った請求書バーコードに基づく料金の請求に関する情報などを表示する。通信装置46は、通信回線を介して事業者サーバ1及び金融機関等サーバ3と情報を送受信する。
【0058】図6は、携帯電話機5の構成を示すブロック図である。図示するように、携帯電話機5は、CPU51と、ROM(Read Only Memory)52と、RAM(Random Access Memory)53と、入力装置54と、表示装置55と、通信装置56とを備えている。携帯電話機5は、通話機能とWeb接続機能とを有するものであるが、通話機能は本発明と直接関係ないので、図6には、少なくともWeb接続機能を実現するのに必要な構成要素のみを示している。
【0059】CPU51は、ROM52に記憶されたプログラムを実行し、請求通知メールの受信や請求書閲覧サイトの各ページを閲覧するために必要な処理を行う。ROM52は、CPU51の処理プログラムを記憶する。RAM53は、CPU51がプログラムを実行する際の作業領域として使用される。また、請求書閲覧サイトの各ページを一時的に記憶するために用いられる。
【0060】入力装置54は、通話機能時に使用するテンキーにそれぞれ他の意味も割り当てたもので、利用者の操作によって文字入力や必要な指示入力を行う。表示装置55は、利用者が指示入力を行うために必要な情報を表示すると共に、指示入力に従って請求通知メールや請求書閲覧サイトの各ページを表示する。通信装置36は、携帯電話網及びインターネットを介して請求書発行サーバ2と情報を送受信する。
【0061】次に、上記の請求書発行システムに含まれる各データベースについて説明する。図7は、事業者サーバ1に含まれる利用状況データベース17の構成を示す図である。図8は、請求書発行サーバ2に含まれる発行請求書データベース24の構成を示す図である。図9は、金融機関等サーバ3に含まれる決済情報データベース34の構成を示す図である。
【0062】利用状況データベース17は、当該事業者サーバ1にかかる事業者が提供するサービスの各利用者による利用状況を記録したデータベースであり、利用者毎に1レコードのデータとして記録される。各レコードのデータは、図7に示すように、当該事業者が提供するサービスにおける利用者のID(以下、単にIDという)、利用者名、その他の属性情報、月別の利用状況のデータからなる。
【0063】発行請求書データベース24は、複数の事業者サーバ1から送られてきた請求の通知に応じた請求データを利用者毎にまとめて登録したデータベースであり、後述する請求書閲覧サイトの構築や請求通知メールを発送するために用いられる。発行請求書データベース24では、図8に示すように、利用者毎に1つの表が作られ、各表には、利用者ID(請求書発行対象となる利用者毎につけられたID)と、利用者名と、その利用者が利用する携帯電話機5のアドレスとが付されている。
【0064】また、利用者毎に設けられた各表には、当該利用者が請求書発行サーバ1を介して発行される請求書で料金を支払うこととした事業者毎に1レコードのデータが保存される。各レコードのデータは、図8に示すように、事業者の区分(電気、ガス、水道など)、事業者名、当該事業者が付した利用者のID(図7の“ID”と同じ)、及び月別の請求金額を示すデータ(請求データ)からなる。なお、図には示していないが、月別の請求データは、利用者によって閲覧されたかどうかを示す閲覧済みフラグを含んでいる。
【0065】決済情報データベース34は、金融機関等が配下の店舗において料金を収納した請求書に関するデータを登録したデータベースであり、図9に示すように、事業者毎に1つの表が作られ、各表には、事業者IDと事業者名とが付されている。事業者毎に設けられた各表には、料金を支払い済みとした請求書毎に1レコードのデータが保存される。各レコードのデータは、当該事業者が付した利用者のID(図7の“ID”と同じ)、請求月、支払日、支払店舗、及び支払い金額のデータからなる。
【0066】なお、上記した発行請求書データベース24に新たな請求データが記録された場合には、請求書発行サーバ2は、当該請求データにかかる利用者の携帯電話機5に、新たな料金の請求がされた旨を示す請求通知メールを送信する。また、請求書データベース24に記録された各利用者の請求データに基づいて請求書閲覧サイトの内容がカスタマイズされて提供されるものとなる。
【0067】図10は、請求書発行サーバ2が携帯電話機5に送信する請求通知メールの例を示す図である。この請求通知メールでは、図示するように、発行請求書データベース24に登録された利用者名が最初に挿入されている。そして、新たに登録された請求データの請求月(ここでは、8月)と請求データの事業の区分(ここでは、電気)とが挿入されている。また、請求書閲覧サイトを参照するためのリンク(ここでは、「GO」)が張られている。なお、この請求通知メールは、最初に挿入されている利用者名に対応して発行請求書データベース24に登録されているアドレスに従って、当該利用者の携帯電話機5に送信される。
【0068】図11は、携帯電話機5からの閲覧要求に従って請求書発行サーバ2がカスタマイズして提供する請求書閲覧サイトの各ページを示す図である。請求書閲覧サイトは、図11(a)に示すトップページと、図11(b)〜(e)或いは(f)、(g)に示すようにトップページから順にリンクが張られた下位のページとから構成されている。なお、図11(a)〜(g)にそれぞれ示すように、請求書閲覧サイトの各ページには、ページの閲覧要求を送信した携帯電話機5のアドレスに基づいて発行請求書データベース24から読み出された利用者名が挿入されている。
【0069】図11(a)に示すトップページは、請求書閲覧サイトにアクセスして最初に表示装置55に表示されるページであり、「今月の支払」、「支払済確認」及び「支払推移」の項目から利用者が所望の項目を選択するためのページである。当該利用者について閲覧済みフラグがセットされていない請求データが発行請求書データベース24に登録されている場合には、その請求データを示すページに直接リンクを張った「New」の項目も選択することができる。このトップページの閲覧要求は、請求通知メールの「GO」を選択する他、URLを直接入力することなどによっても、請求書発行サーバ1に送られることとなる。
【0070】トップページにおいて「今月の支払」の項目を選択して閲覧要求を請求書発行サーバ1に送信した場合、図11(b)に示すページが表示装置55に表示されるものとなる。このページは、「電気」、「ガス」、「水道」といった事業の区分を選択するためのページである。トップページにおいて、「New」の項目を選択するか、或いは図11(b)に示すページで事業の区分を選択して閲覧要求を請求書発行サーバ2に送信した場合、図11(c)に示すページが表示装置55に表示されるものとなる。このページは、事業の区分(ここでは、電気)毎に当該月(ここでは、8月)の請求料金を示すものであり、このページが表示されることで、発行請求書データベース24において当該事業区分における当該月の閲覧済みフラグがセットされる。
【0071】また、図11(c)に示すページでは、「詳細確認」の項目と「支払い」の項目とを選択することができる。「詳細確認」の項目を選択して閲覧要求を請求書発行サーバ2に送信すると、図11(d)に示すページが表示され、利用者は、当該事業区分についてのサービスの利用状況の詳細を確認することができる。
【0072】さらに、図11(c)に示すページか図11(d)に示すページで「支払い」の項目を選択して閲覧要求を請求書発行サーバ2に送信すると、図11(e)に示すページが表示される。図11(e)に示すページでは、事業の区分と当該月の請求料金とが表示される他に、請求書の内容を二次元バーコード化した請求書バーコード(図の中央付近に示すもの)が表示される。この請求書バーコードの詳細については、後述する。
【0073】トップページにおいて「支払推移」の項目を選択して閲覧要求を請求書発行サーバ1に送信した場合、図11(f)に示すページが表示装置55に表示されるものとなる。このページは、「合計推移」、「品目別推移」、「月別推移」の項目を選択するためのページであり、「合計推移」の項目を選択すると、図11(g)に示すようなページが表示される。また、トップページにおいて「支払済確認」の項目を選択した場合も、同じようにリンクが張られた下位のページを閲覧することができるようになる。
【0074】図12は、請求書閲覧サイトのページに含まれている請求書バーコードを詳細に説明する図である。携帯電話機5の表示装置55に表示された請求書バーコードは、図12(a)に示すような二次元バーコードとなっている。これは、図12(b)に示す3段コードまたは図12(c)に示す4段コードを二次元データに加工した後、暗号化し、さらに誤り訂正符号を付したものである。暗号化された請求書バーコードは、請求書発行サーバ2において復号化されて、店舗端末4に返される。なお、図12(b)の3段コードまたは図12(c)の4段コードにおいて、自由使用としている部分には、事業者が利用者に付しているIDを挿入するために用いることができる。
【0075】以下、この実施の形態にかかる請求書発行システムにおける処理を説明する。この請求書発行システムにおいて、事業者サーバ1は、各利用者のサービスの利用状況を利用状況データベース17に蓄積しておく。毎月の締め日になると、利用状況データベース17に蓄積された利用者毎の利用状況に応じた請求の通知を請求書発行サーバ2に送る。請求書発行サーバ2は、請求の通知を受け取ると、それを送った事業者サーバ1に対応する事業者区分、事業者名、当該事業者が用いる利用者のIDを示す発行請求書データベース24中のレコードに、新たな請求データとして当該月の利用金額を登録する。登録した旨の情報は、事業者サーバ1に返送され、事業者サーバ1では、後述する決済のために保存しておく。
【0076】また、この請求書発行システムにおいて、請求書発行サーバ2は、事業者サーバ1から請求の通知が送られてきて、発行請求書データベース24に新たな請求データが登録されると、登録された内容に応じて図10に示した請求通知メールを生成し、請求の宛先となる利用者の携帯電話機5に送信する。メールの送信自体の処理は、従来のものと変わりがない。
【0077】上記のような処理で送られた請求通知メールを携帯電話機5で受信すると、利用者は、請求通知メールに張られたリンクから請求書閲覧サイトのトップページの閲覧を要求することができる。また、利用者が入力装置54から請求書閲覧サイトのURL(Uniform Resource Locator)を入力することなどによって、請求書閲覧サイトのトップページの閲覧を要求することができる。また、トップページからリンクを辿っていくことにより、請求書閲覧サイトの各ページの閲覧を要求することができる。
【0078】請求書発行サーバ2では、携帯電話機5から請求書閲覧サイトのトップページ或いは他のページの閲覧が要求されたとき、要求元の利用者に応じて要求されたページをカスタマイズして、当該利用者の携帯電話機5に返送する。図13は、請求書発行サーバ2が、請求書閲覧サイトのページをカスタマイズして提供するための処理(以下、ページ提供処理という)を示すフローチャートである。ページ提供処理は、請求書発行サーバ2において他の処理と並行して実行されている。
【0079】ページ提供処理では、CPU21は、通信装置23が携帯電話機5からいずれかのページの閲覧要求を受信したかどうかを判定している(ステップS101)。いずれのページの閲覧要求も受信していなければ、ステップS101の処理を繰り返して実行し、いずれかのページの閲覧要求を受信するまで待機する。いずれかのページの閲覧要求を受信した場合には、CPU21は、その閲覧要求を送ってきた携帯電話機5のアドレスに従って発行請求書データベース24を参照し、対応する利用者名を読み出す(ステップS102)。
【0080】次に、CPU21は、受信した閲覧要求が金額の表示を含むページ(図11(c)、(e)、(g)など)の閲覧要求であるかどうかを判定する(ステップS103)。金額の表示を含むページの閲覧要求でない場合は、CPU21は、受信した閲覧要求がトップページの閲覧要求であるかどうかを判定する(ステップS104)。トップページの閲覧要求でない場合には、後述するステップS111の処理に進む。
【0081】一方、トップページの閲覧要求であった場合には、CPU21は、発行請求書データベース24の当該利用者の表について、閲覧済みフラグがセットされていない請求データが含まれているかどうかを判定する(ステップS105)。閲覧済みフラグがセットされていない請求データが含まれていない場合には、後述するステップS111の処理に進む。
【0082】閲覧済みフラグがセットされていない請求データが含まれている場合には、CPU21は、予め用意されたトップページのフォーマットに「New」の項目を追加し、閲覧済みフラグがセットされていない請求データを読み出しておいて、後の処理で挿入できるようにする(ステップS106)。その後、後述するステップS111の処理に進む。
【0083】また、ステップS103において金額の表示を含むページの閲覧要求であると判定した場合には、CPU21は、そのページに表示すべき金額のデータを発行請求書データベース24から読み出す。ここで、図11(g)に示す合計推移のページなどの場合には、請求書データベース24から読み出した金額のデータをそのまま用いるのではなく、当該ページに適切な金額が表示されるように必要な計算も行う(ステップS107)。
【0084】さらに、CPU21は、受信した閲覧要求が請求書バーコードを含むページ(図11(e))の閲覧要求であったかどうかを判定する(ステップS108)。請求書バーコードを含むページの閲覧要求でなかった場合には、後述するステップS111の処理に進む。
【0085】請求書バーコードを含むページの閲覧要求であった場合には、CPU21は、そのページで表示すべき請求書バーコードに対応した事業者、請求金額を、図12(b)または(c)に示した3段コードまたは4段コードに加工し、加工したコードに基づいて、図12(a)に示した請求用バーコードを生成する(ステップS109)。さらに、CPU21は、生成した請求用バーコードを、記憶装置22に予め記憶された暗号鍵を用いて暗号化する(ステップS110)。そして、ステップS111の処理に進む。
【0086】ステップS111では、CPU21は、閲覧要求がされたページについて予め用意されたフォーマット(またはステップS106で「New」の項目を追加したトップページのフォーマット)に、発行請求書データベース24から読み出した必要なデータを挿入して、閲覧要求をした携帯電話機5に送信すべきページを生成する。そして、生成したページを、通信装置23から通信回線を介して携帯電話機5に送信させる(ステップS112)。その後、再びステップS101の処理に戻り、次にページの閲覧要求を受信するのを待機する。
【0087】また、携帯電話機5に請求書閲覧サイトから請求書バーコードが取得されると、利用者は、その請求書バーコードに基づいて金融機関等で請求料金を納付することができるようになる。図14は、請求書発行サーバ2、金融機関等サーバ3及び店舗端末4において実行される、請求料金の納付のための処理を示すフローチャートである。
【0088】請求された料金を納付しようとする利用者は、その利用しようとする料金にかかる請求書バーコードを自己の携帯電話機5の表示装置55に表示させておく。店舗端末4のバーコードリーダ43は、表示装置55に表示された請求書バーコード(暗号化されたもの)を読み取る(ステップS201)。CPU41は、バーコードリーダ43が読み取った請求書バーコード(暗号化されたもの)を通信回線を介して請求書発行サーバ2に送信する(ステップS202)。
【0089】次に、請求書発行サーバ2の通信装置23は、店舗端末4から送られてきた暗号化された請求書バーコードを受信し、記憶装置22に一時保存させる(ステップS221)。CPU21は、記憶装置22に記憶された復号鍵を用いて、この暗号化された請求書バーコードを復号化し(ステップS222)、この復号化された平文の請求書バーコードを、通信装置23から送信元の店舗端末4に通信回線を介して返送させる(ステップS223)。
【0090】店舗端末4では、通信装置46が平文の請求書バーコードを受信すると(ステップS203)、CPU21は、受信した平文の請求書バーコードを、図12(b)に示した3段コードまたは(c)に示した4段コードに解読する(ステップS204)。次に、解読した3段コードまたは4段コードに基づいて所定の料金収納処理を行い、利用者から請求した金額の料金を収納する(ステップS205)。そして、解読した3段コードまたは4段コードに含まれる必要な情報に基づいて、料金を収納した旨を示す情報を通信装置46から通信回線を介して金融機関等サーバ3に送信する(ステップS206)。
【0091】金融機関等サーバ3では、店舗端末4から送られてきた料金を収納した旨の情報を受信すると(ステップS241)、事業者毎に分類して、決済情報データベース34に登録させる。ここで、支払日としては当該日付を、支払い店舗としては、料金を収納した旨の情報を送信した店舗端末4から特定した店舗を登録するものとすることができる(ステップS242)。そして、決済情報データベース34への登録が終了すると、このフローチャートに示す処理を終了する。
【0092】金融機関等サーバ3は、事業者毎に一定期間毎に決済情報データベース34に蓄積された内容をチェックし、対応する事業者サーバ1にアクセスする。事業者サーバ1は、金融機関等サーバ3から決済情報データベース34に蓄積された料金を収納した旨の情報を受け取り、前述した請求書発行サーバ2から返送された情報と比べてチェックする。金融機関等サーバ3でも、事業者サーバ1と同様のチェックを行う。そして、事業者サーバ1と金融機関等サーバ3では、互いのチェック結果に基づいて、決済処理を行う。これで、事業者は、利用者に請求した料金を収納することができる。
【0093】以上説明したように、この実施の形態にかかる請求書発行システムでは、事業者が提供したサービスの利用料金は、利用者が請求書閲覧サイトのページを順次閲覧して取得した請求書バーコードを自己の携帯電話機5の表示装置55に表示させ、店舗端末4のバーコードリーダ43に読み取らせることで、ステップS205の料金収納処理により収納することができる。つまり、用紙上に印刷された請求書がなくても請求した料金の収納が可能となるので、事業者は、請求書の印刷や郵送を行う必要がなく、低コストで容易に請求書を利用者の手元に届けることができる。
【0094】また、請求書発行サーバ2が提供している請求書閲覧サイトの各ページの内容は、アクセスした携帯電話機5のアドレスに従って内容がカスタマイズされる。各ページには、フォーマットが予め用意されているため、容易に作成することができる。ここで、各利用者に対して事業者からなされた請求に関する情報は、他人の携帯電話機5からアクセスしても閲覧することができない。このため、印刷媒体で郵送される請求書よりも個人情報が盗まれる危険が少なく、安全に請求書を利用者の手元に届けることができる。
【0095】しかも、各利用者が自己の携帯電話機5から請求書閲覧サイトにアクセスすることは、いつでも何回でも行うことができる。このため、用紙上に印刷されて郵送される請求書のように、利用者が紛失してしまって料金を支払えなくなるという事態が起こることがない。新たな請求データが発行請求書データベース24に登録された場合は、請求通知メールが当該利用者の携帯電話機5に届けられるため、利用者は新たな請求がなされたことを容易に知ることができる。また、請求書閲覧サイトのトップページにおいても、未閲覧の請求データがあれば「New」の項目として表示されるので、利用者は新たな請求がなされたことを容易に知ることができる。
【0096】さらに、請求書閲覧サイトのページにおいて利用者に届けられる請求書バーコードは、所定の暗号鍵を用いて暗号化されているので、内容を解読することが不可能となっている。このため、個人情報が他人に盗まれる危険が少ない。しかも、暗号化された請求書バーコードを復号化するための復号鍵を有しているのは、請求書発行サーバ2だけであるので、暗号化された請求書バーコードが不正に復号化されてしまう危険も少ない。また、暗号化することによって、請求書バーコードの偽造を防ぐことができる。
【0097】なお、利用者が請求書閲覧サイトを閲覧し、請求書バーコードを取得するための端末として携帯電話機5を適用していた。携帯電話機の普及率は比較的高く、しかも利用者が常時携帯しているものであるため、このシステムを利用して請求書を発行し、料金を収納することを比較的容易に実現でき、また、このシステムの普及の促進も望むことができる。
【0098】本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形態の変形態様について説明する。
【0099】上記の実施の形態では、店舗端末4のバーコードリーダ43が読み取った暗号化された請求書バーコードは、請求書発行サーバ2に送られ、請求書発行サーバ2において復号化されてから返送されるものとしていた。これに対して、店舗端末4が復号鍵を有していて、暗号化された請求書バーコードを請求書発行サーバ2に送ることなく、復号化できるようにしてもよい。また、暗号化された請求書バーコードを受け取った請求書発行サーバ2は、復号鍵のみを店舗端末4に返送するものとし、請求書バーコードの復号化は、店舗端末4において行うものとしてもよい。
【0100】上記の実施の形態では、利用者に送る請求書バーコードを暗号化することによって、請求書バーコードの偽造を防止するものとしていた。しかしながら、請求書バーコードの偽造防止のために適用できる技術は、これだけではない。例えば、請求書バーコードに電子署名などの認証情報を埋め込んでおき、店舗端末4で読み取った請求書バーコードを請求書発行サーバ2に送り、正当性の認証を得るものとしてもよい。ここでは、正当性の認証が得られた場合にのみ、ステップS205の料金収納処理を行うものとすることができる。
【0101】また、請求書バーコードに使用期限を付するものとしてもよい。例えば、請求書バーコードには、携帯電話機5から送信した日時に関する情報を含ませておくものとする。店舗端末4は、読み取った請求書バーコードに含まれる送信日時と現在の日時とを比べて、現在の日時が請求書バーコードの送信日時から一定期間内にある場合にのみ、ステップS205の料金収納処理を行うものとすることができる。
【0102】或いは、請求書バーコードにJava(登録商標)言語などで記述されたプログラムを埋め込んでおき、このプログラムの作用により請求書バーコードが携帯電話機5に受信されてから所定時間経過することで請求書バーコードが自壊するようなものとしてもよい。このプログラムは、請求書バーコードの使用期限が近くなると、警報音を鳴らしたり、バーコードの色を変えることによって利用者に通知するものであってもよい。また、請求書バーコードの使用期限が過ぎると、自動的に画像を差し替えたり、文字情報を表示して請求書バーコードを消滅させるものとすることができる。
【0103】上記の実施の形態では、携帯電話機5の表示装置55に表示された請求書バーコードを、バーコードリーダ43が直接読み取るものとしていた。つまり、店舗端末4は、請求書バーコードを読み取り可能なバーコードリーダ43を有するものでなければならなかった。これに対して、請求書バーコードの読み取り専用端末を、店舗端末4とは別に設けるものとしてもよい。この読み取り専用端末は、読み取った請求書バーコードを、そのままの形で或いは形を変換して、用紙上に印刷して出力するものとすることができる。これにより、例えば店舗端末4がコンビニエンスストアのPOS端末であった場合に、POS端末自体に何ら変更を加えることなく、本発明を適用することが可能となる。
【0104】上記の実施の形態では、請求書バーコードは、二次元のパターンを有するバーコードとして携帯電話機5の表示装置55に表示されていたが、多階調のパターンを有するバーコードや、三次元のパターンを有するバーコードとして表示されるものであってもよい。この三次元バーコードは、例えばポリゴンで形成された立方体の各面に二次元バーコードを表示させたものであり、Java等のアプリケーションによってポリゴンを回転させることで、立方体の各面に表示されたコードをすべて認識することが可能となり、総合的な情報量を向上させることができる。
【0105】また、例えばブルートゥース技術などの適用により、店舗端末4と携帯電話機5とを直接通信可能にした場合には、バーコードのような視認可能な情報でなくても、上記した二次元バーコードとしての請求書バーコードの代わりに適用することができる。
【0106】上記の実施の形態では、請求書発行サーバ2は、請求書バーコードを含む請求書閲覧サイトのページの閲覧が携帯電話機5から要求されたときに、発行請求書データベース24に登録された請求書データを、3段コードまたは4段コードに加工し、さらに二次元バーコードである請求書バーコードに加工するものとしていた。そして、これを暗号化してから携帯電話機5に送信するものとしていた。しかし、上記した変形例で示したように、暗号化した請求書バーコード以外の情報を携帯電話機5に送信する場合も含まれる。つまり、請求書発行サーバ2は、携帯電話機5に送信した情報を基に料金の収納ができるように、発行請求書データベース24に登録された請求データを加工するものとすればよい。
【0107】上記の実施の形態では、電気、ガス、水道、電話などの公共料金の支払いのために、本発明を適用した場合を説明したが、他のサービスを提供されたことによって請求される料金の支払いのためにも本発明を適用することができる。また、料金先払いや後払いで商品を購入する場合、その料金の支払いのためにも本発明を適用することができる。さらに、請求書を発行され、料金を支払うこととなる利用者としては、個人だけでなく、企業や団体であってもよい。
【0108】上記の実施の形態では、携帯電話機5で請求書閲覧サイトを閲覧することで、請求書バーコードを表示装置55に表示するものとしていたが、請求書発行サーバ2と通信可能な端末(例えば、PDA(Personal Digital Assistants)など)を携帯電話機5の代わりに適用することもできる。PDAの場合は、一般に表示装置の大きさが携帯電話機5よりも大きいので、より複雑なパターンを有し、多くの情報量を含んだ請求書バーコードを適用することができる。ブルートゥース技術などの適用により視認不可能な情報を請求書バーコードの代わりに用いた場合には、その端末は、表示装置を有しないものであっても構わない。
【0109】上記の実施の形態では、事業者サーバ1、請求書発行サーバ2、金融機関等サーバ3、店舗端末4及び携帯電話機5の処理プログラムは、それぞれ記憶装置11、22、32、42またはROM52に予め記憶されているものとして説明した。これに対して、これらの処理プログラムの全部または一部のみをCD−ROMやDVD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して、ハードウェアとは別に配布するものとしてもよい。また、これらの処理プログラムの全部または一部をインターネット上のWebサーバ装置が有する固定ディスク装置に格納しておき、事業者サーバ1、請求書発行サーバ2、金融機関等サーバ3、店舗端末4或いは携帯電話機5からの要求に従って、インターネットなどのネットワークを通じて配信するものとしてもよい。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、安全かつ容易に利用者の手元に請求書を届け、料金を収納することができるようになる。
2007年08月22日
