2007年08月22日

アクセス権限管理システム及び方法、アクセス権限情報管理装置、携帯電話機、情報提供装置、並びにプログラムNo.2

【0050】図6は、携帯電話機7のユーザが認証局3へ専用ソフトウェアの登録を行うための処理を示すフローチャートである。
【0051】まず、携帯電話機7が標準で有するインターネット接続機能を用いてソフト提供サイト2に接続し、表示装置75に表示されるソフト提供サイト2のページに従ってキー入力装置74を操作して、専用ソフトウェアのダウンロードを要求する(ステップS101)。ソフト提供サイト2は、このダウンロード要求を受信すると(ステップS121)、専用ソフトウェアを要求元の携帯電話機7に送信する(ステップS122)。
【0052】携帯電話機7の通信装置78が専用ソフトウェアを受信すると、RAM73の所定の領域に格納される(ステップS102)。ユーザは、キー入力装置74を操作してRAM73に格納された専用ソフトウェアを起動し、表示装置75に表示される画面に従って、自己の氏名、年齢、性別などのユーザ情報をキー入力装置74から入力する(ステップS103)。ユーザがキー入力装置74から専用ソフトウェアの登録を指示すると、ステップS103で入力したユーザ情報と共に、専用ソフトウェアの登録要求が通信装置78から認証局3に送られる(ステップS104)。
【0053】認証局3では、通信装置33が専用ソフトウェアの登録要求を受信すると(ステップS141)、CPU31は、当該専用ソフトウェアのIDをランダムに発行する。ここでランダムに生成されたIDを既にソフト登録データベース34に登録されているIDと照合し、既に登録されていたならば、さらに別のIDを生成して、当該専用ソフトウェアのIDとして発行することとなる(ステップS142)。
【0054】CPU31は、ソフト登録データベース34に新たなレコードを作成し、ステップS143で発行したIDをステップS141で登録要求と共に受信したIDと対応付けて登録する(ステップS143)。ソフト登録データベース34への登録が完了すると、ステップS143で発行したIDを通信装置33から要求元の携帯電話機7に送信する(ステップS144)。
【0055】携帯電話機7の通信装置が専用ソフトウェアのIDを受信すると(ステップS105)、CPU71は、専用ソフトウェアの機能により受信したIDを専用ソフトウェアに結合する(ステップS106)。こうしてIDが結合されることにより、RAM73に格納された専用ソフトウェアを用いてサービス提供サイト4にアクセスすることが可能となり、これで専用ソフトウェアの登録が全て完了する。なお、専用ソフトウェアへのIDの結合は、上記した専用ソフトウェアの登録要求からの一連の処理で認証局3からIDが送られてきた場合以外は行えないものとなっている。
【0056】図7は、携帯電話機7のユーザがサービス提供サイト4へ会員登録をするための処理を示すフローチャートである。
【0057】まず、携帯電話機7のユーザは、キー入力装置74を操作してRAM73に格納された専用ソフトウェアを起動し、所望のサービス提供サイト4に接続した後、表示装置75に表示される画面に従ってキー入力装置74から会員登録の指示する。この指示に従って、会員登録要求が通信装置78からサービス提供サイト4に送られる。このときに、専用ソフトウェアに結合されているIDもサービス提供サイト4に送られる(ステップS201)。
【0058】サービス提供サイト4では、通信装置43が会員登録要求を受信すると(ステップS221)、CPU41は、会員登録要求と共に受信した専用ソフトウェアのIDを抽出する(ステップS222)。専用ソフトウェアのIDが抽出されると、このIDによるユーザ認証の要求が通信装置43から認証局3に送られる(ステップS223)。
【0059】認証局3では、通信装置33が会員登録要求を受信すると(ステップS241)、CPU31は、会員登録要求と共に受信した専用ソフトウェアのIDをソフト登録データベース34に登録されているIDと照合し、一致するものがある場合には、そのIDに対応するユーザを認証する(ステップS242)。そして、認証されたユーザのユーザ情報が通信装置33からサービス提供サイト4に返送される(ステップS243)。なお、一致するIDがなかった場合には、ユーザを認証できない旨のメッセージがサービス提供サイト4に返される。
【0060】サービス提供サイト4では、通信装置43がユーザ認証結果としてユーザ情報を受信すると(ステップS224)、CPU41は、会員ページデータベース44に新たなユーザのページを作成し、そのページに関連付けてステップS222で抽出した専用ソフトウェアのIDとステップS224で受信したユーザ情報とを登録して、当該ユーザを会員登録する(ステップS225)。こうして会員登録が完了すると、会員登録完了通知が通信装置43から要求元の携帯電話機7に送信される(ステップS226)。
【0061】携帯電話機7では、通信装置78が会員登録完了通知を受信すると(ステップS202)、会員登録したサービス提供サイト4に関する情報を分類・仕分けをして専用ソフトウェアに組み込む(ステップS203)。こうして会員登録したサービス提供サイト4に関する情報が組み込まれることにより、専用ソフトウェアを用いてサービス提供サイト4からコードデータを取得することが可能となり、これで会員登録が完了する。
【0062】図8は、携帯電話機7のユーザがサービス提供サイト4からコードデータを取得し、店舗端末6が置かれた店舗でサービスを利用するための処理を示すフローチャートである。
【0063】店舗においてサービスを受けようとする携帯電話機7のユーザは、キー入力装置74を操作してRAM73に格納された専用ソフトウェアを起動し、会員登録したサービス提供サイト4の自分のページに接続した後、表示装置75に表示される画面に従ってキー入力装置74からコードデータの取得を指示する。この指示としては、クーポンの種別や出力形式などの指定が含まれることとなる。この指示に従って、コードデータの送信要求がサービス提供サイト4に送られる。このときに、専用ソフトウェアに結合されているIDもサービス提供サイト4に送られる(ステップS301)。
【0064】サービス提供サイト4では、通信装置43がコードデータの送信要求を受信すると(ステップS321)、CPU41は、会員ページデータベース44を参照してこの要求と共に受信したIDが接続されたページのユーザのものであるかを調べ、そうであれば要求されたコードデータを生成する(ステップS322)。生成されたコードデータは、通信装置43から要求元の携帯電話機7に送られる(ステップS323)。
【0065】携帯電話機7では、通信装置78がコードデータを受信すると(ステップS302)、RAM73か内蔵IC77に保存され、ユーザによるキー入力装置74の操作に従ってコードデータを出力する(ステップS303)。コードデータの出力形式は、サービス提供サイト4から送られてきたコードデータの形式に従うこととなるが、店舗端末6が赤外線受信ポート65aを有するものであれば赤外線送信ポート76から赤外線信号で送信され、店舗端末6がICリーダ65bを有するものであれば内蔵IC77の自動応答で出力され、店舗端末6がバーコードリーダ65cを有するものであれば表示装置75に二次元バーコードとして表示されることとなる。
【0066】店舗端末6では、携帯電話機7から出力されたコードデータを、赤外線受信ポート65a、ICリーダ65bまたはバーコードリーダ65cから入力する(ステップS341)。入力されたコードデータは、通信装置66からサービス提供サイト4に送られる(ステップS342)。ここで店舗端末6は、入力されたコードデータを以て、どこのサービス提供サイト4で発行されたものであるかをラインセンス管理サーバ5に問い合わせるものとしてもよい。
【0067】サービス提供サイト4では、通信装置43が店舗端末6からコードデータを受信すると(ステップS324)、CPU41は、会員ページデータベース44を参照して、受信したコードデータに対応するサービスの内容をチェックする(ステップS325)。そして、そのサービスの内容に関する情報が通信装置43からコードデータの送信元の店舗端末6に送られる(ステップS326)。
【0068】店舗端末6では、サービス提供サイト4からサービスの内容に関する情報を受信すると(ステップS343)、CPU61は、これを表示装置63に表示する(ステップS344)。こうして表示装置63に表示されたサービスの内容に関する情報に従って、ユーザは当該店舗でのサービスを受けることができる。ユーザが店舗でのサービスの提供を受けた旨が店舗端末6のキーボード64から入力されると、店舗端末6の通信装置66からサービス提供サイト4にサービス受領済みの通知が送られる(ステップS345)。
【0069】サービス提供サイト4では、通信装置43が店舗端末6からのサービス受領済みの通知を受信すると(ステップS327)、ユーザが受領済みのサービスに関する情報を会員ページデータベース44に登録する(ステップS328)。これでユーザが同じコードデータに基づいて何度も同じサービスを受けることが内容にしている。そして、コードデータに基づくユーザのサービスの利用が完了する。
【0070】以上説明したように、この実施の形態のネットワークシステムでは、携帯電話機7のユーザがサービス提供サイト4からコードデータを取得するためには、認証局3に登録されたIDが結合された専用ソフトウェアが必要となる。IDは、専用ソフトウェア毎に重複しないように固有のものが発行され、IDの結合は、専用ソフトウェアの登録要求をしたときにしか行えない。このため、異なる携帯電話機7で同じIDが結合された専用ソフトウェアが動作することなく、携帯電話機7からアクセスされたサービス提供サイト4は、携帯電話機7のユーザを一義的に識別することができる。
【0071】サービス提供サイト4には、公式サイト4A〜4Cと、非公式サイト4D〜4Fとがあるが、いずれも専用ソフトウェアのIDによって携帯電話機7のユーザが一義的に識別される。つまり、携帯電話機7の個体番号が携帯電話局9から通知されない非公式サイト4D〜4Fでも、携帯電話機7の個体番号が通知される公式サイト4A〜4Cと何ら変わることなく、それぞれの携帯電話機7からのアクセス権限を制御することができる。
【0072】また、サービス提供サイト4からのコードデータの提供は、サービス提供サイト4毎に会員登録をしたユーザしか受けることができない。ここで、サービス提供サイト4に会員登録をする場合には、アクセスしてきた携帯電話機7上で動作する専用ソフトウェアに固有にIDを用いて、認証局3によりユーザ認証がなされる。このため、専用ソフトウェアの登録をしていないユーザは、サービス提供サイト4に会員として登録して、コードデータを不正に取得することはできない。
【0073】店舗端末6にコードデータを入力する装置としては、赤外線受信ポート65a、ICリーダ65b、バーコードリーダ65cなどがあるが、サービス提供サイト4から携帯電話機7には、店舗端末6の形態に合わせたコードデータが取得されることになる。このように様々な店舗端末6の形態に対応できるものとなっているため、各店舗においては、それぞれの事情に適した構成の店舗端末6を導入することができる。
【0074】本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形態の変形態様について説明する。
【0075】上記の実施の形態では、サービス提供サイト4から携帯電話機7に提供されたコードデータは、専用ソフトウェアの機能に従って分類、仕分けされて携帯電話機7内に保存されるものとなっていた。ところが、携帯電話機7のRAM73の容量は決して大きいものではない。そこで、コードデータを分類、仕分け及び保管する仕組みは、例えばソフト提供サイト2に移すものとし、ユーザは、専用ソフトウェアを用いてサービス提供サイト4から取得したコードデータを、ソフト提供サイト2に保管させて、必要に応じてここからダウンロードするものとしてもよい。
【0076】上記の実施の形態では、ソフト提供サイト2と、認証局3と、ライセンス管理サーバ5とは、インターネット1上に別々に存在するものとしていた。しかしながら、例えばソフト提供サイト2と認証局3とが同じコンピュータ装置上に構築されていてもよく、さらにライセンス管理サーバ5も同じコンピュータ装置上に構築されたものとしてもよい。
【0077】上記の実施の形態では、サービス提供サイト4から携帯電話機7にコードデータを取得するための専用ソフトウェアは、ソフト提供サイト2から提供され、専用ソフトウェアの機能により認証局3に登録を行った場合に、固有のIDが認証局3から付与されるものとなっていた。これに対して、未だ専用ソフトウェアを取得していない携帯電話機7からの要求を受信することにより、最初から固有のIDが結合されている専用ソフトウェアを、認証局3からインターネット1等を介して要求元の携帯電話機7に提供するものとしてもよい。IDが結合された専用ソフトウェアを携帯電話機7に提供する際には、その専用ソフトウェアに予め結合されたIDと、要求元の携帯電話機7のユーザ情報とが、ソフト登録データベース34に関連付けて登録されるものとすればよい。
【0078】上記の実施の形態では、専用ソフトウェアのIDに基づいて認証局3がユーザ認証を行うのは、携帯電話機7のユーザがサービス提供サイト4に会員登録を行うときだけであり、サービス提供サイト4では、会員登録をした後は、専用ソフトウェアのIDのみに基づいて正規に登録した会員であるかどうかを判断していた。しかしながら、サービス提供サイト4は、携帯電話機7からアクセスされるたびに、専用ソフトウェアのIDによるユーザ認証を認証局3に求めるものとしてもよい。また、携帯電話機7からサービス提供サイト4にアクセスする場合には、必ず認証局3を介在させなければならないものとして、認証局3は、携帯電話機7からサービス提供サイト4にアクセスする際には必ず専用ソフトウェアのIDによるユーザ認証を行って、認証結果をサービス提供サイト4に渡すものとしてもよい。
【0079】上記の実施の形態では、サービス提供サイト4は、携帯電話局9から携帯電話機7の個体IDが通知される公式サイト4A〜4Cと、個体IDが通知されない非公式サイト4D〜4Fとに分かれるものとしていた。そして、公式サイト4A〜4Cと非公式サイト4D〜4Fとで処理に違いは生じていなかった。これに対して、公式サイト4A〜4Cでは、専用ソフトウェアのIDがなくても個体IDによって個々の携帯電話機7を特定することが可能であるため、専用ソフトウェアのIDによってアクセスしてきた携帯電話機7を判断するものとしなくてもよい。
【0080】上記の実施の形態では、携帯電話機7のユーザがサービス提供サイト4から取得したコードデータを用いて店舗でサービスを受けたときに、店舗端末6からサービス提供サイト4に受領済み通知をし、受領済みのサービスを会員ページデータベース44に登録するものとしていた。しかし、上記のシステムでは、異なるサービス提供サイト4が同じ店舗の同じサービスに関するコードデータを発行することも可能である。そこで、ライセンス管理サーバ5のように全てのサービス提供サイト4を統括するサーバを別に設け(ライセンス管理サーバ5でも可)、このサーバで同じ店舗の同じサービスが提供されることのないようにコードデータの使用に関しても管理してもよい。また、このようなサーバでまとめて管理を行うことにより、どのようなユーザがどのような店舗でどのようなサービスを受けるかということについてのマーケティングデータを容易に作成することができるようになる。
【0081】上記の実施の形態では、認証局3は、専用ソフトウェア登録処理において、新たに発行するIDが発行済みのIDと重複していないかどうかをソフト登録データベース34に登録されたIDと照合してチェックしていた。また、会員登録処理においてサービス提供サイト4から専用ソフトウェアのIDに基づくユーザの認証を要求されたときも、ソフト登録データベース34に登録されたIDとの照合によってユーザ認証を行っていた。このようなIDの照合を行わずに、次のような方法を適用することも可能である。
【0082】図9は、専用ソフトウェア登録処理及び会員登録処理に適用可能な変形例を説明する図である。これは、認証局3における処理を説明したものであり、認証局3の記憶装置32には、第1テーブル101と、第2テーブル102と、ユーザテーブル103とが設けられる。また、認証局3では、専用ソフトウェアのIDを数値の重複が生じないように数値化することができるようになっている。認証局3及び他のいずれの装置においても、専用ソフトウェアのIDそのものは保管されない。
【0083】ユーザテーブル103は、専用ソフトウェアの登録をしたユーザのユーザ情報を登録したテーブルである。第1テーブル101は、専用ソフトウェアのIDに対応した数値を除数Aで除算した剰余aに対応したテーブル内の位置に、当該IDに対応したユーザ情報を指し示すポインタを格納している。第2テーブル102は、専用ソフトウェアのIDに対応した数値を除数Bで除算した剰余bに対応したテーブル内の位置に、当該IDに対応したユーザ情報を指し示すポインタを格納している。第1テーブル101及び第2テーブル102の各記憶位置には、2つ以上のポインタを格納することが可能である。
【0084】ここで、除数Aと除数Bとの最小公倍数は、専用ソフトウェアのIDに対応した数値が採りうる最大値と最小値との差よりも大きいという関係がある。この関係を満たす場合、互いに異なる2つのIDに対応した数値をそれぞれ除数Aで除算した剰余aが一致する場合には、当該2つのIDに対応した数値をそれぞれ除数Bで除算した剰余bが一致することはあり得なくなる。なお、除数Aと除数Bとは、互いに素であることが好ましい。
【0085】図9に示すように、一例として専用ソフトウェアのID(X)について、専用ソフトウェアの登録を行う場合とユーザ認証を行う場合とを考える。CPU31は、ランダムに生成した、またはサービス提供サイト4から渡されたID(X)を所定の方法で数値化した数値Xを求める。次に、CPU31は、数値Xを除数Aで除算した剰余aを求める。また、数値Xを除数Bで除算した剰余bを求める。
【0086】CPU31は、除数aに対応した第1テーブル101の記憶位置と除数bに対応した第2テーブル102の記憶位置とから、それぞれユーザテーブル103へのポインタを取り出す。取り出した2つのポインタは、同じユーザ情報を指し示すものとなっている。このような状態であった場合、専用ソフトウェア登録処理で新たなIDを発行しようとする場合には、発行済みのIDということになるので、ID(X)を発行することはない。一方、会員登録処理では、当該ユーザを認証するものとして、2つのポインタの両方から辿り着いたユーザ情報をサービス提供サイト4に返却する。
【0087】他の例として専用ソフトウェアのID(x’)について、専用ソフトウェアの登録を行う場合とユーザ認証を行う場合とを考える。CPU31は、ランダムに生成した、またはサービス提供サイト4から渡されたID(X’)を所定の方法で数値化した数値X’を求める。次に、CPU31は、数値X’を除数Aで除算した剰余a’を求める。また、数値X’を除数Bで除算した剰余b’を求める。
【0088】CPU31は、除数a’に対応した第1テーブル102の記憶位置と除数b’に対応した第2テーブル103の記憶位置と殻、それぞれユーザテーブル103へのポインタを取り出す。取り出した2つのポインタは、同じユーザ情報を指し示さないものとなっている。このような状態であった場合、専用ソフトウェア登録処理で新たなIDを発行しようとする場合には、未だ発行されていないIDであるので、ID(X’)を発行する。一方、会員登録処理では、ユーザ認証が不可能であることを、サービス提供サイト4に返却する。
【0089】この方法では、専用ソフトウェアのIDが既に発行済みのものであるかどうかをチェックするときも、サービス提供サイト4から渡された専用ソフトウェアのIDに基づいてユーザ認証を行う場合も、IDの照合は必要はない。このため、専用ソフトウェア登録処理や会員登録処理が高速化される。除数A及び除数Bの最小公倍数は、専用ソフトウェアのIDに対応した数値の最大値と最小値との差よりも大きいという関係があるため、異なるIDで剰余aと剰余bの両方が一致することがない。このため、専用ソフトウェアのIDに対応したユーザ情報を一義的に特定することができ、正確にユーザ認証を行うことができる。
【0090】また、専用ソフトウェア登録処理においても会員登録処理においても、専用ソフトウェアのIDの照合は一切必要ないので、認証局3や他の装置にも専用ソフトウェアのIDを保管しておく必要がない。このため、専用ソフトウェアのIDとして複雑な体系を使用しても、必要な記憶容量が大きくならないで済む。さらに、専用ソフトウェアのIDを保管しておく必要がないことから、仮に認証局3などがハッキングされても、各ユーザに付与した専用ソフトウェアのIDが盗み出されることはない。このため、各ユーザが専用ソフトウェアの管理を怠らない限り、そのIDが不正に使用されることはなく、安全性が高いものとなる。
【0091】サービス提供サイト4は、認証局3にユーザ認証を求める場合に、専用ソフトウェアのIDそのものを認証局3に渡すのではなく、アクセスしてきた携帯電話機7の専用ソフトウェアのIDを自ら数値化し、その数値を除数Aで除算した剰余aと除数Bで除算した剰余bとを認証局3に渡すものとしてもよい。この場合、認証局3にかかる負荷がさらに分散されることとなる。
【0092】なお、図9に示した方法は、専用ソフトウェアのIDが重複しないかどうかのチェック、及び専用ソフトウェアのIDに基づくユーザ認証を行う場合だけでなく、サービス提供サイト4が発行するコードデータにも適用することができる。コードデータの重複がないように管理しているのは、ライセンス管理サーバ5であるため、第1テーブル101、第2テーブル102及びコードデータテーブル(ユーザテーブル103に対応するもの)がライセンス管理サーバ5に置かれることとなる。
【0093】上記の実施の形態では、認証局3、サービス提供サイト4及び店舗端末6のCPU31、41、61がそれぞれ実行するプログラム(図6〜図8のフローチャートに示すものなど)は、それぞれ記憶装置32、42、62に予め記憶されているものとして説明した。しかしながら、これらのプログラムの全部または一部を、CD−ROMやDVD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して、ハードウェアとは別に配布するものとしてもよい。また、これらのプログラムの全部または一部をインターネット上のWebサーバ装置が有する固定ディスク装置に格納しておき、インターネット1などのネットワークを通じて配信するものとしてもよい。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、非公式サイトにおいても公式サイトと実質的な差異が生じないように携帯電話機からのアクセス権限を管理することが可能となる。