2007年08月22日

ポイント交換システム及び方法、ポイント交換情報発行装置、並びにプログラムNo.1

「ポイント交換システム及び方法、ポイント交換情報発行装置、並びにプログラム」のライセンシングパートナーを募集します!


【発明の名称】ポイント交換システム及び方法、ポイント交換情報発行装置、並びにプログラム

【出願日】2002年7月4日

【出願番号】特願2002-195953

【公開番号】特許公開2005-018099
 
【出願人】フォーカスワン株式会社

【発明者】本田 季伸


【要約】
【課題】ユーザが有するポイントが不正に他の物と交換されるのを防ぐ。
【解決手段】携帯電話機には固有バーコードが割り当てられており、そのユーザは、商品購入金額などに応じたポイントをサーバ装置に蓄積している。ユーザがサーバ装置に蓄積されているポイントを他の物と交換しようとする場合には、携帯電話機からサーバ装置に交換要求を送って、固有バーコードとは異なる交換用バーコードを取得する。交換用バーコードは、使用期限が付されていると共に、固有バーコードを用いて復号可能に暗号化されている。交換用バーコードと固有バーコードとを順次携帯電話機の表示装置に表示させて、加盟店端末に読み取らせる。加盟店端末は、固有バーコードを用いて交換用バーコードを復号化してサーバ装置に送信する。サーバ装置1では、送られてきた交換用バーコードが有効かどうかチェックし、有効であればユーザポイントを減算等して加盟店端末に通知する。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポイント交換サービス加盟事業者の利用に供する第1の端末装置と、ポイント交換サービスの利用者の利用に供する第2の端末装置と、前記第1、第2の端末装置にそれぞれ通信回線を介して接続されたサーバ装置とを備えるポイント交換システムであって、
前記第2の端末装置は、
固有の一次識別情報を記憶する一次識別情報記憶手段と、
前記利用者が所持するポイントとして前記サーバ装置に記憶されているポイントを他の価値のある物に交換するための二次識別情報の発行要求を、前記一次識別情報と共に前記通信回線を介して前記サーバ装置に送信する発行要求送信手段と、
前記発行要求送信手段が送信した発行要求に応答して、前記サーバ装置から送られてきた二次識別情報を受信する第1の二次識別情報受信手段と、
前記第1の二次識別情報受信手段が受信した二次識別情報を記憶する二次識別情報記憶手段と、
前記利用者の指示により、前記一次識別情報記憶手段に記憶されている一次識別情報、または前記二次識別情報記憶手段に記憶されている二次識別情報を出力する識別情報出力手段とを備え、
前記第1の端末装置は、
前記識別情報出力手段が出力した二次識別情報を入力する二次識別情報入力手段と、
前記二次識別情報入力手段から入力された二次識別情報を、前記通信回線を介して前記サーバ装置に送信する第1の二次識別情報送信手段とを備え、
前記サーバ装置は、
前記一次識別情報と対応付けて、対応する利用者が所持するポイントの値を記憶するポイント記憶手段と、
前記発行要求送信手段から送信された発行要求を、前記一次識別情報と共に受信する発行要求受信手段と、
前記発行要求受信手段による発行要求の受信に応答して、該発行要求と共に受信した一次識別情報に基づいて利用者を特定し、該特定した利用者に対して前記二次識別情報を発行する二次識別情報発行手段と、
前記二次識別情報発行手段が発行した二次識別情報を、前記通信回線を介して対応する利用者の前記第2の端末装置に送信する第2の二次識別情報送信手段と、
前記第1の二次識別情報送信手段が送信した二次識別情報を受信する第2の二次識別情報受信手段と、
前記第2の二次識別情報受信手段が受信した二次識別情報に従って、前記ポイント記憶手段に記憶されたポイントを減少させるポイント減少手段とを備える
ことを特徴とするポイント交換システム。
【請求項2】
前記ポイント記憶手段は、前記一次識別情報に対応した数値を互いに異なる複数の演算式で演算した演算結果に応じた記憶位置に、対応する一次識別情報を付与した利用者に関連付けるための関連付け情報を登録する複数のテーブルと、前記複数のテーブルのそれぞれからの関連付け情報が指し示す記憶位置に、対応する利用者が所持するポイントの値を記憶する利用者別ポイント記憶手段とから構成され、
前記二次識別情報発行手段は、前記発行要求と共に受信した一次識別情報に対応した数値を前記複数の演算式で演算した演算結果に応じた前記複数のテーブルの全ての記憶位置に、同一の利用者に関連付けるための関連付け情報が登録されている場合に、該関連付け情報に対応した利用者を特定する
ことを特徴とする請求項1に記載のポイント交換システム。
【請求項3】
前記第1の端末装置は、
前記識別情報出力手段が出力した一次識別情報を入力する一次識別情報入力手段と、
前記一次識別情報入力手段から入力した一次識別情報と共に前記利用者に付与したポイントを、前記通信回線を介して前記サーバ装置に送信するポイント送信手段とをさらに備え、
前記サーバ装置は、
前記ポイント送信手段から送信されたポイントを一次識別情報と共に受信するポイント受信手段と、
前記ポイント受信手段が受信したポイントに従って、共に受信した一次識別情報に対応して前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントを増加させるポイント増加手段とをさらに備える
ことを特徴とする請求項1または2に記載のポイント交換システム。
【請求項4】
ポイント交換サービス加盟事業者の利用に供する第1の端末装置と、固有の一次識別情報を保持し、ポイント交換サービスの利用者の利用に供する第2の端末装置と情報を授受することにより、前記利用者が所持するポイントを他の価値のある物に交換するポイント交換方法であって、
前記第2の端末装置から前記一次識別情報と共に送られてきた要求により、該送られてきた一次識別情報に基づいて利用者を特定し、
前記特定した利用者に対して該利用者が所持するポイントとして記憶手段に記憶されたポイントを前記他の価値のある物に交換するための二次識別情報を発行し、
発行した二次識別情報を、対応する利用者の前記第2の端末装置に送信し、
前記第2の端末装置が受信した二次識別情報を入力した前記第1の端末装置から該二次識別情報を受信し、
受信した二次識別情報に従って、前記記憶手段に記憶されたポイントを減少する
ことを特徴とするポイント交換方法。
【請求項5】
前記一次識別情報に対応した数値を互いに異なる複数の演算式で演算した演算結果に応じた記憶位置に、対応する一次識別情報を付与した利用者に関連付けるための関連付け情報を複数のテーブルに記憶させ、
前記複数のテーブルのそれぞれからの関連付け情報が指し示す記憶位置に、対応する利用者が所持するポイントの値を記憶させ、
前記利用者の特定は、前記要求と共に送られてきた一次識別情報に対応した数値を前記複数の演算式で演算した演算結果に応じた前記ポイント記憶手段の複数のテーブルの全ての記憶位置に、同一の利用者に関連付けるための関連付け情報が登録されている場合に、該関連付け情報に対応した利用者を特定することによって行う
ことを特徴とする請求項4に記載のポイント交換方法。
【請求項6】
前記第2の端末装置が保持する一次識別情報を入力した第1の端末装置から、該一次識別情報と共に前記利用者に付与したポイントを受信し、
受信したポイントに従って、共に受信した一次識別情報に対応して前記記憶手段に記憶されているポイントを増加する
ことを特徴とすることを特徴とする請求項4または5に記載のポイント交換方法。
【請求項7】
ポイント交換サービス加盟事業者の利用に供する第1の端末装置と、固有の一次識別情報を保持し、ポイント交換サービスの利用者の利用に供する第2の端末装置とに、それぞれ通信回線を介して接続されたポイント交換情報発行装置であって、
前記一次識別情報と対応付けて、対応する利用者が所持するポイントの値を記憶するポイント記憶手段と、
前記第2の端末装置から前記一次識別情報と共に送られてきた要求により、該送られてきた一次識別情報に基づいて利用者を特定し、該特定した利用者に対して前記ポイント記憶手段に記憶されたポイントを他の価値のある物に交換するための二次識別情報を発行する二次識別情報発行手段と、
前記二次識別情報発行手段が発行した二次識別情報を、前記通信回線を介して対応する利用者の前記第2の端末装置に送信する二次識別情報送信手段と、
前記第2の端末装置が受信した二次識別情報を入力した前記第1の端末装置から、前記通信回線を介して該二次識別情報を受信する二次識別情報受信手段と、
前記二次識別情報受信手段が受信した二次識別情報に従って、前記ポイント記憶手段に記憶されたポイントを減少させる第1のポイント減少手段と
を備えることを特徴とするポイント交換情報発行装置。
【請求項8】
前記ポイント記憶手段は、前記一次識別情報に対応した数値を互いに異なる複数の演算式で演算した演算結果に応じた記憶位置に、対応する一次識別情報を付与した利用者に関連付けるための関連付け情報を登録する複数のテーブルと、前記複数のテーブルのそれぞれからの関連付け情報が指し示す記憶位置に、対応する利用者が所持するポイントの値を記憶する利用者別ポイント記憶手段とから構成され、
前記二次識別情報発行手段は、前記要求と共に送られてきた一次識別情報に対応した数値を前記複数の演算式で演算した演算結果に応じた前記ポイント記憶手段の複数のテーブルの全ての記憶位置に、同一の利用者に関連付けるための関連付け情報が登録されている場合に、該関連付け情報に対応した利用者を特定する
ことを特徴とする請求項7に記載のポイント交換情報発行装置。
【請求項9】
前記ポイント記憶手段は、前記一次識別情報自体を記憶していない
ことを特徴とする請求項8に記載のポイント交換情報発行装置。
【請求項10】
前記複数の演算式は、前記一次識別情報に対応した数値を互いに異なる除数で除算した剰余を求める式であり、
前記互いに異なる除数の最小公倍数は、前記一次識別情報に対応した数値がとり得る値の最大値と最小値との差よりも大きい
ことを特徴とする請求項8または9に記載のポイント交換情報発行装置。
【請求項11】
前記二次識別情報発行手段が発行した二次識別情報に対応した数値を互いに異なる複数の演算式で演算した演算結果に応じた記憶位置に、対応する一次識別情報を付与した利用者に関連付けるための関連付け情報を登録する複数のテーブルを有する二次識別情報関連付け記憶手段をさらに備え、
前記二次識別情報発行手段は、ランダムに生成した二次識別情報に対応した数値を前記複数の演算式で演算した演算結果に応じた前記二次識別情報関連付け記憶手段の複数のテーブルの全ての記憶位置に、同一の利用者に関連付けるための関連付け情報が登録されていない場合に、前記ランダムに生成した二次識別情報を前記一次識別情報により特定した利用者に対して発行し、
前記ポイント減少手段は、前記二次識別情報受信手段が受信した二次識別情報に対応した数値を前記複数の演算式で演算した演算結果に応じた前記二次識別情報関連付け記憶手段の複数のテーブルの全ての記憶位置に、同一の利用者に関連付けるための関連付け情報が登録されている場合に、前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントを減少させる
ことを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載のポイント交換情報発行装置。
【請求項12】
前記二次識別情報送信手段が前記発行した二次識別情報を前記第2の端末装置に送信した後に、該発行した二次識別情報を破棄する二次識別情報破棄手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項11に記載のポイント交換情報発行装置。
【請求項13】
前記複数の演算式は、前記二次識別情報に対応した数値を互いに異なる除数で除算した剰余を求める式であり、
前記互いに異なる除数の最小公倍数は、前記二次識別情報に対応した数値がとり得る値の最大値と最小値との差よりも大きい
ことを特徴とする請求項11または12に記載のポイント交換情報発行装置。
【請求項14】
前記二次識別情報は、前記二次識別情報発行手段による発行から所定時間が経過すると無効となる
ことを特徴とする請求項7乃至13のいずれか1項に記載のポイント交換情報発行装置。
【請求項15】
前記二次識別情報は、前記一次識別情報に応じた暗号鍵を用いて暗号化されて前記第2の端末装置に送信されると共に、前記一次識別情報に応じた復号鍵を用いて復号化される
ことを特徴とする請求項7乃至14のいずれか1項に記載のポイント交換情報発行装置。
【請求項16】
前記二次識別情報には、電子透かしが埋め込まれている
ことを特徴とする請求項7乃至15のいずれか1項に記載のポイント交換情報発行装置。
【請求項17】
前記二次識別情報は、前記第2の端末装置において動作するプログラムを含み、
前記プログラムは、前記第2の端末装置に受信されてからの時間を計時する機能と、計時した時間が所定時間に達することで前記二次識別情報を無効化する機能とを含む
ことを特徴とする請求項7乃至16のいずれか1項に記載のポイント交換情報発行装置。
【請求項18】
前記第2の端末装置からの要求に従って、前記第2の端末装置に保持される一次識別情報を発行する一次識別情報発行手段と、
前記一次識別情報発行手段が発行した一次識別情報を、前記通信回線を介して要求元の第2の端末装置に送信する第1の一次識別情報送信手段とをさらに備える
ことを特徴とする請求項7乃至17のいずれか1項に記載のポイント交換情報発行装置。
【請求項19】
前記一次識別情報は、前記第2の端末装置に予め割り当てられている
ことを特徴とする請求項7乃至18のいずれか1項に記載のポイント交換情報発行装置。
【請求項20】
前記一次識別情報を所定期間毎に更新する一次識別情報更新手段と、
前記一次識別情報更新手段が更新した一次識別情報を、前記通信回線を介して前記第2の端末装置に送信する第2の一次識別情報送信手段とをさらに備え、
前記第2の一次識別情報送信手段から送信された更新後の一次識別情報を受信した第2の端末装置は、該更新後の一次識別情報を保持する
ことを特徴とする請求項7乃至19のいずれか1項に記載のポイント交換情報発行装置。
【請求項21】
前記二次識別情報は、要求元の第2の端末装置が保持する一次識別情報を包含する
ことを特徴とする請求項7乃至20のいずれか1項に記載のポイント交換情報発行装置。
【請求項22】
前記第2の端末装置が保持する一次識別情報を入力した第1の端末装置から、該一次識別情報と共に前記利用者に付与したポイントを、前記通信回線を介して受信するポイント受信手段と、
前記ポイント受信手段が受信したポイントに従って、共に受信した一次識別情報に対応して前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントを増加させるポイント増加手段とをさらに備える
ことを特徴とする請求項7乃至21のいずれか1項に記載のポイント交換情報発行装置。
【請求項23】
前記一次識別情報及び前記二次識別情報は、前記第2の端末装置の表示装置に表示され、前記第1の端末装置が有する読み取り装置で読み取られる
ことを特徴とする請求項7乃至22のいずれか1項に記載のポイント交換情報発行装置。
【請求項24】
前記第2の端末装置毎に、少なくとも表示装置に関する情報を含む機種情報を記憶した機種情報記憶手段をさらに備え、
前記二次識別情報発行手段は、要求元の第2の端末装置について前記機種情報記憶手段に記憶されている機種情報に従って、前記二次識別情報を発行する
ことを特徴とする請求項23に記載のポイント交換情報発行装置。
【請求項25】
前記第2の端末装置は、携帯電話機である
ことを特徴とする請求項23または24に記載のポイント交換情報発行装置。
【請求項26】
前記二次識別情報発行手段による二次識別情報の発行に応じて、前記ポイント記憶手段に記憶されたポイントを減少させる第2のポイント減少手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項7乃至25のいずれか1項に記載のポイント交換情報発行装置。
【請求項27】
前記ポイント記憶手段に記憶されるポイントは、マイナスの値を示すことが可能である
ことを特徴とする請求項7乃至26のいずれか1項に記載のポイント交換情報発行装置。
【請求項28】
所定期間毎に前記ポイント記憶手段に記憶されたポイントがマイナスであるかどうかを判断するマイナス判断手段と、
前記マイナス判断手段がマイナスの値を示していると判断した場合に、該ポイントの値に応じた請求書を前記利用者に宛てて発行する請求書発行手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項27に記載のポイント交換情報発行装置。
【請求項29】
ポイント交換サービス加盟事業者の利用に供する第1の端末装置と、固有の一次識別情報を保持し、ポイント交換サービスの利用者の利用に供する第2の端末装置とに、それぞれ通信回線を介して接続されたコンピュータ装置において実行されるプログラムであって、
前記プログラムは、
前記一次識別情報と対応付けて、対応する利用者が所持するポイントの値を記憶するポイント記憶手段、
前記第2の端末装置からの要求により、前記ポイント記憶手段に記憶されたポイントを他の価値のある物に交換するための二次識別情報を発行する二次識別情報発行手段、
前記二次識別情報発行手段が発行した二次識別情報を、前記通信回線を介して前記第2の端末装置に送信する二次識別情報送信手段、
前記第2の端末装置が受信した二次識別情報を入力した前記第1の端末装置から、前記通信回線を介して該二次識別情報を受信する二次識別情報受信手段、及び、
前記二次識別情報受信手段が受信した二次識別情報に従って、前記ポイント記憶手段に記憶されたポイントを減少させるポイント減少手段、
として前記コンピュータ装置を機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項30】
前記ポイント記憶手段は、前記一次識別情報に対応した数値を互いに異なる複数の演算式で演算した演算結果に応じた記憶位置に、対応する一次識別情報を付与した利用者に関連付けるための関連付け情報を登録する複数のテーブルと、前記複数のテーブルのそれぞれからの関連付け情報が指し示す記憶位置に、対応する利用者が所持するポイントの値を記憶する利用者別ポイント記憶手段とから構成され、
前記二次識別情報発行手段は、前記要求と共に送られてきた一次識別情報に対応した数値を前記複数の演算式で演算した演算結果に応じた前記ポイント記憶手段の複数のテーブルの全ての記憶位置に、同一の利用者に関連付けるための関連付け情報が登録されている場合に、該関連付け情報に対応した利用者を特定することを特徴とする請求項29に記載のプログラム。
【請求項31】
前記コンピュータ装置を、さらに、
前記第2の端末装置が保持する一次識別情報を入力した第1の端末装置から、該一次識別情報と共に前記利用者に付与したポイントを、前記通信回線を介して受信するポイント受信手段、及び、
前記ポイント受信手段が受信したポイントに従って、共に受信した一次識別情報に対応して前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントを増加させるポイント増加手段
として機能させることを特徴とする請求項29または30に記載のプログラム。


【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザが有するポイントを他の価値を有する物(無形物を含む)と交換するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポイントカードは、ユーザが購入した商品の価格に応じて付与されるポイントを蓄積し、蓄積したポイントを他の商品と交換できるようにするものであり、従来から顧客囲い込みの手段として広く用いられている。ポイントカードは、一般に磁気カードによって構成されており、ユーザが蓄積したポイントは、磁気記録されている。
【0003】
しかし、磁気記録されたポイントは、比較的容易に書き換えることができるため、ポイントが不正使用されてしまうおそれがある。磁気カードとしてのポイントカードにはユーザまたはカードの識別情報だけを記録しておき、ユーザが蓄積したポイントはサーバで管理するポイントカードシステムもある。このシステムを進化させると、ユーザは専用のポイントカードを持つことなく、自己が所有している携帯電話機などに識別情報を記憶しておくことで、ポイントの蓄積、交換が可能なポイントカードシステムが実現できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、携帯電話機に記憶される識別情報は、ポイントの付与を行う店舗側ではなく、ユーザ側で管理されることとなる。このため、上記のシステムを実現しても、他人の識別情報を偽造し、他人が蓄積したポイントを不正に商品と交換することができてしまうという問題が発生する。
【0005】
また、ユーザが蓄積したポイント自体は、ユーザ側で管理させることなく、サーバで管理するようにしたとしても、ユーザの認証を行うためには、ユーザに発行した識別情報と実質的に同じ識別情報をサーバ内で管理していなければならなかった。このために、サーバがハッカーに侵入されて他人の識別情報が盗み出されてしまうという危険をなくすことはできなかった。つまり、ユーザが識別情報の管理責任を怠らなくても、不正に盗み出された識別情報によって、自分のポイントが不正に他の物と交換されてしまう危険があった。
【0006】
本発明は、ユーザがポイントを他の物と交換する際に必要となる識別情報の偽造を防ぐことができるポイント交換システム等を提供することを目的とする。
【0007】
本発明は、また、ユーザが有するポイントが不正に他の物と交換されるのを防ぐことができるポイント交換システム等を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかるポイント交換システムは、
ポイント交換サービス加盟事業者の利用に供する第1の端末装置と、ポイント交換サービスの利用者の利用に供する第2の端末装置と、前記第1、第2の端末装置にそれぞれ通信回線を介して接続されたサーバ装置とを備えるポイント交換システムであって、
前記第2の端末装置は、
固有の一次識別情報を記憶する一次識別情報記憶手段と、
前記利用者が所持するポイントとして前記サーバ装置に記憶されているポイントを他の価値のある物に交換するための二次識別情報の発行要求を、前記一次識別情報と共に前記通信回線を介して前記サーバ装置に送信する発行要求送信手段と、
前記発行要求送信手段が送信した発行要求に応答して、前記サーバ装置から送られてきた二次識別情報を受信する第1の二次識別情報受信手段と、
前記第1の二次識別情報受信手段が受信した二次識別情報を記憶する二次識別情報記憶手段と、
前記利用者の指示により、前記一次識別情報記憶手段に記憶されている一次識別情報、または前記二次識別情報記憶手段に記憶されている二次識別情報を出力する識別情報出力手段とを備え、
前記第1の端末装置は、
前記識別情報出力手段が出力した二次識別情報を入力する二次識別情報入力手段と、
前記二次識別情報入力手段から入力された二次識別情報を、前記通信回線を介して前記サーバ装置に送信する第1の二次識別情報送信手段とを備え、
前記サーバ装置は、
前記一次識別情報と対応付けて、対応する利用者が所持するポイントの値を記憶するポイント記憶手段と、
前記発行要求送信手段から送信された発行要求を、前記一次識別情報と共に受信する発行要求受信手段と、
前記発行要求受信手段による発行要求の受信に応答して、該発行要求と共に受信した一次識別情報に基づいて利用者を特定し、該特定した利用者に対して前記二次識別情報を発行する二次識別情報発行手段と、
前記二次識別情報発行手段が発行した二次識別情報を、前記通信回線を介して対応する利用者の前記第2の端末装置に送信する第2の二次識別情報送信手段と、
前記第1の二次識別情報送信手段が送信した二次識別情報を受信する第2の二次識別情報受信手段と、
前記第2の二次識別情報受信手段が受信した二次識別情報に従って、前記ポイント記憶手段に記憶されたポイントを減少させるポイント減少手段とを備える
ことを特徴とする。
【0009】
上記のポイント交換システムでは、ユーザが有するポイントを他の物に交換する場合には、第2の端末装置において常に管理されている一次識別情報だけでなく、ポイント交換専用の二次識別情報を取得することが必要となる。一次識別情報は常にユーザ側で管理されるものであるため比較的偽造が容易である。二次識別情報は、ポイントを他の物と交換しようとする都度送られてくるものであり、ユーザ側で常に管理可能なものではないので、偽造が困難である。つまり、このシステムによれば、ポイントを他の物と交換する際に必要な識別情報の偽造がされにくいため、ポイントが不正に他の価値のある物と交換されるのを防ぐことができる。
【0010】
上記ポイント交換システムにおいて、
前記ポイント記憶手段は、前記一次識別情報に対応した数値を互いに異なる複数の演算式で演算した演算結果に応じた記憶位置に、対応する一次識別情報を付与した利用者に関連付けるための関連付け情報を登録する複数のテーブルと、前記複数のテーブルのそれぞれからの関連付け情報が指し示す記憶位置に、対応する利用者が所持するポイントの値を記憶する利用者別ポイント記憶手段とから構成されたものであってもよい。この場合において、
前記二次識別情報発行手段は、前記発行要求と共に受信した一次識別情報に対応した数値を前記複数の演算式で演算した演算結果に応じた前記複数のテーブルの全ての記憶位置に、同一の利用者に関連付けるための関連付け情報が登録されている場合に、該関連付け情報に対応した利用者を特定することができる。
【0011】
この場合、二次識別情報発行手段は、一次識別情報の照合を行わなくても利用者の特定が可能であるため、高速な処理で利用者を特定することができる。また、この場合において、前記一次式別情報自体は、前記第2の端末装置以外のいかなる装置(前記サーバ装置を含む)にも保存しておかなくて済むこととなる。これにより、サーバ装置などがハッキングされても各利用者の位置に識別情報が盗み出されることはなく、各利用者のポイントが不正に交換されてしまうのを防ぐことができる。
【0012】
上記ポイント交換システムにおいて、
前記第1の端末装置は、
前記識別情報出力手段が出力した一次識別情報を入力する一次識別情報入力手段と、
前記一次識別情報入力手段から入力した一次識別情報と共に前記利用者に付与したポイントを、前記通信回線を介して前記サーバ装置に送信するポイント送信手段とをさらに備えるものであってもよく、
前記サーバ装置は、
前記ポイント送信手段から送信されたポイントを一次識別情報と共に受信するポイント受信手段と、
前記ポイント受信手段が受信したポイントに従って、共に受信した一次識別情報に対応して前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントを増加させるポイント増加手段とをさらに備えるものであってもよい。
【0013】
この場合、ユーザは、一次識別情報に従ってポイントを増加させることができるので、第2の端末装置が、従来型のポイントカードと同じようにして使用できる。
【0014】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかるポイント交換方法は、
ポイント交換サービス加盟事業者の利用に供する第1の端末装置と、固有の一次識別情報を保持し、ポイント交換サービスの利用者の利用に供する第2の端末装置と情報を授受することにより、前記利用者が所持するポイントを他の価値のある物に交換するポイント交換方法であって、
前記第2の端末装置から前記一次識別情報と共に送られてきた要求により、該送られてきた一次識別情報に基づいて利用者を特定し、
前記特定した利用者に対して該利用者が所持するポイントとして記憶手段に記憶されたポイントを前記他の価値のある物に交換するための二次識別情報を発行し、
発行した二次識別情報を、対応する利用者の前記第2の端末装置に送信し、
前記第2の端末装置が受信した二次識別情報を入力した前記第1の端末装置から該二次識別情報を受信し、
受信した二次識別情報に従って、前記記憶手段に記憶されたポイントを減少する
ことを特徴とする。
【0015】
上記ポイント交換方法は、さらに、
前記一次識別情報に対応した数値を互いに異なる複数の演算式で演算した演算結果に応じた記憶位置に、対応する一次識別情報を付与した利用者に関連付けるための関連付け情報を複数のテーブルに記憶させ、
前記複数のテーブルのそれぞれからの関連付け情報が指し示す記憶位置に、対応する利用者が所持するポイントの値を記憶させることができ、この場合、
前記利用者の特定は、前記要求と共に送られてきた一次識別情報に対応した数値を前記複数の演算式で演算した演算結果に応じた前記ポイント記憶手段の複数のテーブルの全ての記憶位置に、同一の利用者に関連付けるための関連付け情報が登録されている場合に、該関連付け情報に対応した利用者を特定することによって行うことができる。
【0016】
上記ポイント交換方法は、さらに、
前記第2の端末装置が保持する一次識別情報を入力した第1の端末装置から、該一次識別情報と共に前記利用者に付与したポイントを受信し、
受信したポイントに従って、共に受信した一次識別情報に対応して前記記憶手段に記憶されているポイントを増加するものとすることができる。
【0017】
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点にかかるポイント交換情報発行装置は、
ポイント交換サービス加盟事業者の利用に供する第1の端末装置と、固有の一次識別情報を保持し、ポイント交換サービスの利用者の利用に供する第2の端末装置とに、それぞれ通信回線を介して接続されたポイント交換情報発行装置であって、
前記一次識別情報と対応付けて、対応する利用者が所持するポイントの値を記憶するポイント記憶手段と、
前記第2の端末装置から前記一次識別情報と共に送られてきた要求により、該送られてきた一次識別情報に基づいて利用者を特定し、該特定した利用者に対して前記ポイント記憶手段に記憶されたポイントを他の価値のある物に交換するための二次識別情報を発行する二次識別情報発行手段と、
前記二次識別情報発行手段が発行した二次識別情報を、前記通信回線を介して対応する利用者の前記第2の端末装置に送信する二次識別情報送信手段と、
前記第2の端末装置が受信した二次識別情報を入力した前記第1の端末装置から、前記通信回線を介して該二次識別情報を受信する二次識別情報受信手段と、
前記二次識別情報受信手段が受信した二次識別情報に従って、前記ポイント記憶手段に記憶されたポイントを減少させる第1のポイント減少手段と
を備えることを特徴とする。
【0018】
上記ポイント交換情報発行装置において、
前記ポイント記憶手段は、前記一次識別情報に対応した数値を互いに異なる複数の演算式で演算した演算結果に応じた記憶位置に、対応する一次識別情報を付与した利用者に関連付けるための関連付け情報を登録する複数のテーブルと、前記複数のテーブルのそれぞれからの関連付け情報が指し示す記憶位置に、対応する利用者が所持するポイントの値を記憶する利用者別ポイント記憶手段とから構成されたものであってもよい。この場合において、
前記二次識別情報発行手段は、前記要求と共に送られてきた一次識別情報に対応した数値を前記複数の演算式で演算した演算結果に応じた前記ポイント記憶手段の複数のテーブルの全ての記憶位置に、同一の利用者に関連付けるための関連付け情報が登録されている場合に、該関連付け情報に対応した利用者を特定することができる。
【0019】
ここで、前記ポイント記憶手段は、前記一次識別情報自体を記憶していないものであってもよい。
【0020】
また、前記複数の演算式は、前記一次識別情報に対応した数値を互いに異なる除数で除算した剰余を求める式とすることができ、この場合、
前記互いに異なる除数の最小公倍数は、前記一次識別情報に対応した数値がとり得る値の最大値と最小値との差よりも大きいことを条件とすることができる。
【0021】
上記ポイント交換情報発行装置は、
前記二次識別情報発行手段が発行した二次識別情報に対応した数値を互いに異なる複数の演算式で演算した演算結果に応じた記憶位置に、対応する一次識別情報を付与した利用者に関連付けるための関連付け情報を登録する複数のテーブルを有する二次識別情報関連付け記憶手段をさらに備えていてもよい。この場合において、
前記二次識別情報発行手段は、ランダムに生成した二次識別情報に対応した数値を前記複数の演算式で演算した演算結果に応じた前記二次識別情報関連付け記憶手段の複数のテーブルの全ての記憶位置に、同一の利用者に関連付けるための関連付け情報が登録されていない場合に、前記ランダムに生成した二次識別情報を前記一次識別情報により特定した利用者に対して発行し、
前記ポイント減少手段は、前記二次識別情報受信手段が受信した二次識別情報に対応した数値を前記複数の演算式で演算した演算結果に応じた前記二次識別情報関連付け記憶手段の複数のテーブルの全ての記憶位置に、同一の利用者に関連付けるための関連付け情報が登録されている場合に、前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントを減少させるものとすることができる。
【0022】
この場合において、上記ポイント交換情報発行装置は、
前記二次識別情報送信手段が前記発行した二次識別情報を前記第2の端末装置に送信した後に、該発行した二次識別情報を破棄する二次識別情報破棄手段をさらに備えるものとすることができる。
【0023】
また、前記複数の演算式は、前記二次識別情報に対応した数値を互いに異なる除数で除算した剰余を求める式とすることができ、この場合、
前記互いに異なる除数の最小公倍数は、前記二次識別情報に対応した数値がとり得る値の最大値と最小値との差よりも大きいことを条件とすることができる。
【0024】
上記ポイント交換情報発行装置において、
前記二次識別情報は、前記二次識別情報発行手段による発行から所定時間が経過すると無効となるものであってもよい。
【0025】
上記ポイント交換情報発行装置において、
前記二次識別情報は、前記一次識別情報に応じた暗号鍵を用いて暗号化されて前記第2の端末装置に送信されると共に、前記一次識別情報に応じた復号鍵を用いて復号化されるものであってもよい。
【0026】
上記ポイント交換情報発行装置において、
前記二次識別情報には、電子透かしが埋め込まれていてもよい。
【0027】
上記ポイント交換情報発行装置において、
前記二次識別情報は、前記第2の端末装置において動作するプログラムを含んでいてもよい。ここで、
前記プログラムは、前記第2の端末装置に受信されてからの時間を計時する機能と、計時した時間が所定時間に達することで前記二次識別情報を無効化する機能とを含むものとすることができる。
【0028】
上記ポイント交換情報発行装置は、
前記第2の端末装置からの要求に従って、前記第2の端末装置に保持される一次識別情報を発行する一次識別情報発行手段と、
前記一次識別情報発行手段が発行した一次識別情報を、前記通信回線を介して要求元の第2の端末装置に送信する第1の一次識別情報送信手段とをさらに備えるものとすることができる。
【0029】
上記ポイント交換情報発行装置において、
前記一次識別情報は、前記第2の端末装置に予め割り当てられているものであってもよい。
【0030】
上記ポイント交換情報発行装置は、
前記一次識別情報を所定期間毎に更新する一次識別情報更新手段と、
前記一次識別情報更新手段が更新した一次識別情報を、前記通信回線を介して前記第2の端末装置に送信する第2の一次識別情報送信手段とをさらに備えていてもよい。この場合において、
前記第2の一次識別情報送信手段から送信された更新後の一次識別情報を受信した第2の端末装置は、該更新後の一次識別情報を保持するものとすることができる。
【0031】
上記ポイント交換情報発行装置は、
前記二次識別情報は、要求元の第2の端末装置が保持する一次識別情報を包含するものであってもよい。
【0032】
上記ポイント交換情報発行装置は、
前記第2の端末装置が保持する一次識別情報を入力した第1の端末装置から、該一次識別情報と共に前記利用者に付与したポイントを、前記通信回線を介して受信するポイント受信手段と、
前記ポイント受信手段が受信したポイントに従って、共に受信した一次識別情報に対応して前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントを増加させるポイント増加手段とをさらに備えるものとすることができる。
【0033】
上記ポイント交換情報発行装置において、
前記一次識別情報及び前記二次識別情報は、前記第2の端末装置の表示装置に表示され、前記第1の端末装置が有する読み取り装置で読み取られるものであってもよい。
【0034】
この場合において、上記ポイント交換情報発行装置は、
前記第2の端末装置毎に、少なくとも表示装置に関する情報を含む機種情報を記憶した機種情報記憶手段をさらに備えるものとすることができ、
前記二次識別情報発行手段は、要求元の第2の端末装置について前記機種情報記憶手段に記憶されている機種情報に従って、前記二次識別情報を発行するものとすることができる。
【0035】
ここで、前記第2の端末装置は、例えば、携帯電話機とすることができる。
【0036】
上記ポイント交換情報発行装置は、
前記二次識別情報発行手段による二次識別情報の発行に応じて、前記ポイント記憶手段に記憶されたポイントを減少させる第2のポイント減少手段をさらに備えるものとすることができる。
【0037】
上記ポイント交換情報発行装置において、
前記ポイント記憶手段に記憶されるポイントは、マイナスの値を示すことが可能であってもよい。
【0038】
この場合において、上記ポイント交換情報発行装置は、
所定期間毎に前記ポイント記憶手段に記憶されたポイントがマイナスであるかどうかを判断するマイナス判断手段と、
前記マイナス判断手段がマイナスの値を示していると判断した場合に、該ポイントの値に応じた請求書を前記利用者に宛てて発行する請求書発行手段をさらに備えるものとすることができる。
【0039】
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点にかかるプログラムは、
ポイント交換サービス加盟事業者の利用に供する第1の端末装置と、固有の一次識別情報を保持し、ポイント交換サービスの利用者の利用に供する第2の端末装置とに、それぞれ通信回線を介して接続されたコンピュータ装置において実行されるプログラムであって、
前記プログラムは、
前記一次識別情報と対応付けて、対応する利用者が所持するポイントの値を記憶するポイント記憶手段、
前記第2の端末装置からの要求により、前記ポイント記憶手段に記憶されたポイントを他の価値のある物に交換するための二次識別情報を発行する二次識別情報発行手段、
前記二次識別情報発行手段が発行した二次識別情報を、前記通信回線を介して前記第2の端末装置に送信する二次識別情報送信手段、
前記第2の端末装置が受信した二次識別情報を入力した前記第1の端末装置から、前記通信回線を介して該二次識別情報を受信する二次識別情報受信手段、及び、
前記二次識別情報受信手段が受信した二次識別情報に従って、前記ポイント記憶手段に記憶されたポイントを減少させるポイント減少手段、
として前記コンピュータ装置を機能させることを特徴とする。
【0040】
上記プログラムにおいて、
前記ポイント記憶手段は、前記一次識別情報に対応した数値を互いに異なる複数の演算式で演算した演算結果に応じた記憶位置に、対応する一次識別情報を付与した利用者に関連付けるための関連付け情報を登録する複数のテーブルと、前記複数のテーブルのそれぞれからの関連付け情報が指し示す記憶位置に、対応する利用者が所持するポイントの値を記憶する利用者別ポイント記憶手段とから構成されたものとすることができ、この場合において、
前記二次識別情報発行手段は、前記要求と共に送られてきた一次識別情報に対応した数値を前記複数の演算式で演算した演算結果に応じた前記ポイント記憶手段の複数のテーブルの全ての記憶位置に、同一の利用者に関連付けるための関連付け情報が登録されている場合に、該関連付け情報に対応した利用者を特定することができる。
【0041】
上記プログラムは、
前記コンピュータ装置を、さらに、
前記第2の端末装置が保持する一次識別情報を入力した第1の端末装置から、該一次識別情報と共に前記利用者に付与したポイントを、前記通信回線を介して受信するポイント受信手段、及び、
前記ポイント受信手段が受信したポイントに従って、共に受信した一次識別情報に対応して前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントを増加させるポイント増加手段
として機能させるものであってもよい。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0043】
図1は、この実施の形態にかかるポイント交換システムの構成を示すブロック図である。図示するように、このポイント交換システムは、サーバ装置1と、複数の店舗端末装置2(2−1〜2−m)と、複数の携帯電話機3(3−1〜3−n)とから構成されている。店舗端末装置2及び携帯電話機3は、それぞれインターネット4を介してサーバ装置1に接続される。
【0044】
サーバ装置1は、このシステムにおけるサービスの提供者(以下、提供者)の利用に供し、ユーザがポイントを蓄積し、商品(サービスを含む)と交換するために必要な処理を行うコンピュータ装置である。サーバ装置1は、加盟店及びユーザの登録、後述する固有バーコード及び交換用バーコードの発行、ユーザが蓄積したポイントの管理を行う。図2は、サーバ装置1の構成を示すブロック図である。サーバ装置1は、図示するように、CPU(Central Processing Unit)11と、メモリ12と、入力装置13と、表示装置14と、通信装置15と、加盟店データベース16と、ユーザデータベース17と、バーコードデータベース18とを備えている。加盟店データベース16、ユーザデータベース17及びバーコードデータベース18は、図ではメモリ12とは別に記載されているが、実際にはメモリ12に確保された領域に設けられている。
【0045】
CPU11は、メモリ12に記憶されたプログラムを実行し、加盟店及びユーザの登録、固有バーコード及び交換用バーコードの発行、ユーザが蓄積したポイントの管理のために必要な処理を行う。メモリ12は、後述するフローチャートに示すような、CPU11の処理プログラムを記憶すると共に、プログラム実行の際のワークエリアとして用いられる。メモリ12は、主記憶及び補助記憶を含むものである。入力装置13は、オペレータまたは管理者の操作によって必要な指示入力を行う。表示装置14は、オペレータまたは管理者が操作を行うために必要な情報を表示する。通信装置15は、インターネット4を介して店舗端末装置2または携帯電話機3との間で情報を送受信する。
【0046】
加盟店データベース16は、このシステムにおけるサービスを利用する加盟店に関する情報を記憶するデータベースである。ユーザデータベース17は、このシステムにおけるサービスを利用して、ポイントの蓄積及び交換を行うユーザに関する情報を記憶するデータベースである。バーコードデータベース18は、ユーザがポイントの蓄積及び交換を行うために必要となる固有バーコード及び交換用バーコードを記憶するデータベースである。これらのデータベース16〜18の詳細を、それぞれ図3〜図5を参照して説明する。
【0047】
図3は、加盟店データベース16の構成を示す図である。加盟店データベース16は、加盟店毎に1レコードとして、各加盟店に関する情報(以下、加盟店情報)を記憶するデータベースである。加盟店データベース16の各レコードには、加盟店IDと、加盟店の名称、住所、種別、電話番号、アクセス、営業時間及び紹介文といった属性情報と、ユーザが商品と交換を行ったポイントの累計とが含まれる。
【0048】
図4は、ユーザデータベース17の構成を示す図である。ユーザデータベース17は、ユーザ毎に1レコードとして、各ユーザに関する情報(以下、ユーザ情報)を記憶するデータベースである。ユーザデータベース17の各レコードには、ユーザIDと、氏名、住所、生年月日及び年齢といった属性情報と、ユーザが商品の購入によって蓄積したポイントの累計とが含まれる。
【0049】
バーコードデータベース18は、図5(a)に示す固有バーコードテーブル18Aと、図5R>5(b)に示す交換用バーコードテーブル18Bとから構成されている。
【0050】
固有バーコードテーブル18Aには、固有バーコード毎に1レコードとして、ユーザIDと固有バーコードとが対応付けられて記憶されている。ユーザIDは、ユーザデータベース17においてユーザが蓄積したポイントと対応付けられて記憶されているので、固有バーコードとユーザが蓄積したポイントとは、それぞれ1対1で対応することとなる。
【0051】
交換用バーコードテーブル18Bには、交換用バーコード毎に1レコードとして、ユーザIDと、交換用バーコードと、発行日時と、ポイント数と、使用済みフラグとが対応付けられて記憶されている。発行日時は、交換用バーコードを発行した日時である。使用済みフラグは、交換用バーコードを用いてポイントが商品と交換されたかどうかを示すフラグである。発行日時及び使用済みフラグは、交換用バーコードの有効性を判断するために用いられる。ポイント数は、商品と交換することが可能なポイントであり、携帯電話機3からの発行要求時にユーザによって指定される。
【0052】
次に、バーコードデータベース18に記憶される固有バーコード及び交換用バーコードについて説明する。図6(a)は、固有バーコードの例を示す図である。固有バーコードは、図示するような二階調の二次元マトリクスパターンによって構成されている。このパターンは、携帯電話機3を所有するユーザのユーザIDに対応している。固有バーコードは、これを受信した携帯電話機3のユーザがこのシステムにおけるサービスの利用をやめない限り、同じものが用いられる。固有バーコードは、携帯電話機3に固有の情報(チップ番号等)に従って決められるものであってもよい。
【0053】
図6(b)は、交換用バーコードの例を示す図である。交換用バーコードも、二階調の二次元マトリクスパターンによって構成されている。このパターンは、ユーザが商品との交換を指定したポイントに応じたパターンであるが、携帯電話機3に送信される交換用バーコードのパターンは、固有バーコードに対応した暗号鍵を用いて暗号化されている。暗号化された交換用バーコードは、固有バーコードを復号鍵として用いて、本来の交換用バーコードのパターンに復号することができる。暗号鍵と復号鍵とには、非対称暗号系を用いている。交換用バーコードは、発行から所定時間が経過すると使用できなくなる。
【0054】
図1に戻って再び説明すると、店舗端末装置2は、パーソナルコンピュータなどから構成されており、サービスの加盟店の利用に供し、ユーザが購入した商品に応じたポイントを付与する。図7は、店舗端末装置2の構成を示すブロック図である。店舗端末装置2は、図示するように、CPU21と、メモリ22と、入力装置23と、バーコード読み取り装置24と、表示装置25と、POS(Point Of Sales)端末接続装置26と、通信装置27とを備えている。
【0055】
CPU21は、メモリ22に記憶されたプログラムを実行し、固有バーコード及び交換用バーコードの読み取り、ユーザが購入した商品に対するポイントの付与、ポイントと商品との交換のために必要な処理を行う。メモリ22は、後述するフローチャートに示すような、CPU21の処理プログラムを記憶すると共に、プログラム実行の際のワークエリアとして用いられる。入力装置23は、加盟店のオペレータまたは店員の操作によって必要な指示入力を行う。
【0056】
バーコード読み取り装置24は、後述するように携帯電話機3に表示された固有バーコード及び交換用バーコードを読み取る装置であり、携帯電話機3の表示装置に対応して設計されている。表示装置25は、オペレータまたは店員が指示入力を行うために必要な情報を表示する。POS端末接続装置26は、加盟店のPOS端末装置(図示せず)と接続されており、POS端末装置から購入商品の金額などの情報を受け取り、ポイントを商品と交換する際に必要な情報をPOS端末装置に送る。通信装置27は、インターネット4を介してサーバ装置1との間で情報を送受信する。
【0057】
携帯電話機3は、サービスを利用するユーザの利用に供し、固有バーコード、及び蓄積したポイントを商品と交換する際に必要となる交換用バーコードをサーバ装置1からそれぞれ取得して、表示する。図8は、携帯電話機3の構成を示すブロック図である。携帯電話機3は、実際には本来の機能である音声通信に関する機能も含んでいるが、ここでは、この実施の形態のポイント交換システムに適用するのに必要な機能だけを示している。図示するように、携帯電話機3は、CPU31と、ROM(Read Only Memory)32と、RAM(Random Access Memory)33と、入力装置34と、表示装置35と、通信装置36とを備えている。
【0058】
CPU31は、ROM32に記憶されたプログラムを実行し、固有バーコード及び交換用バーコードの読み取り、ユーザが購入した商品に対するポイントの付与、ポイントと商品との交換のために必要な処理を行う。ROM32は、後述するフローチャートに示すような、CPU31の処理プログラムを記憶する。RAM33は、サーバ装置1から送られてきた固有バーコード及び交換用バーコードを記憶し、また、プログラム実行時のワークエリアとして用いられる。
【0059】
入力装置34は、数字以外の意味も割り当てたテンキーなどのキーを有し、ユーザの操作によって必要な指示入力を行う。表示装置35は、ユーザが指示入力を行うために必要な情報を表示すると共に、入力装置34からの指示入力に従って固有バーコード或いは交換用バーコードを表示する。通信装置36は、インターネット4を介してサーバ装置1との間で情報を送受信する。
【0060】
携帯電話機3は、動作用電源(充電池)の他にバックアップ用電源を搭載している。バックアップ用電源は、動作用電源の充電池が放電し、携帯電話機3が動作不可能となった場合であっても、RAM33に記憶されたデータを保持するために必要な電力を供給し続ける。これにより、RAM33に記憶された固有バーコード及び交換用バーコードは、電池切れのために消されてしまうことがない。
【0061】
以下、この実施の形態にかかるポイント交換システムにおける処理について説明する。このポイント交換システムにおける処理は、ポイントの蓄積と、ポイントの交換とに分けられる。その前提として、加盟店及びユーザの登録が予め必要となる。以下、それぞれの処理についてフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0062】
図9は、加盟店登録処理を示すフローチャートである。この処理は、店舗端末装置2とサーバ装置1とによって行われる。このポイント交換システムで提供するサービスに利用しようとする店舗のオペレータが入力装置23を操作して所定の指示入力を行うことにより、CPU21は、通信装置27から加盟店の登録要求をインターネット4を介してサーバ装置1に送信させる(ステップS101)。サーバ装置1の通信装置15は、この登録要求を受信し、CPU11に渡す(ステップS151)。
【0063】
CPU11は、通信装置15から登録要求を受け取ると、加盟店登録のために予め用意された登録フォームを、通信装置15からインターネット4を介して要求元の店舗端末装置2に送信させる(ステップS152)。店舗端末装置2では、通信装置27が登録フォームを受信すると、表示装置25がこれを表示する(ステップS102)。
【0064】
オペレータは、表示装置25に表示された登録フォームに従って入力装置23を操作し、加盟店データベース16に登録すべき加盟店情報を入力する(ステップS103)。CPU21は、入力された加盟店情報を、通信装置27からインターネット4を介してサーバ装置1に送信させる(ステップS104)。サーバ装置1の通信装置15が加盟店情報を受信すると(ステップS153)、CPU11は、この加盟店情報を加盟店データベース16に登録する(ステップS154)。以上で加盟店登録処理が終了する。
【0065】
図10は、ユーザ登録処理を示すフローチャートである。この処理は、携帯電話機3とサーバ装置1とによって行われる。このポイント交換システムで提供するサービスを利用しようとするユーザが入力装置34を操作して所定の指示入力を行うことにより、CPU31は、通信装置36からユーザの登録要求をインターネット4を介してサーバ装置1に送信させる(ステップS201)。サーバ装置1の通信装置15は、この登録要求を受信し、CPU11に渡す(ステップS251)。
【0066】
CPU11は、通信装置15から登録要求を受け取ると、ユーザ登録のために予め用意された登録フォームを、通信装置15からインターネット4を介して要求元の携帯電話機3に送信させる(ステップS252)。携帯電話機3では、通信装置36が登録フォームを受信すると、表示装置35がこれを表示する(ステップS202)。
【0067】
ユーザは、表示装置35に表示された登録フォームに従って入力装置34を操作し、ユーザデータベース17に登録すべきユーザ情報を入力する(ステップS203)。CPU31は、入力されたユーザ情報を、通信装置36からインターネット4を介してサーバ装置1に送信させる(ステップS204)。サーバ装置1の通信装置15がユーザ情報を受信すると(ステップS253)、CPU11は、ユーザデータベース17に新たなレコードを作成して、このユーザ情報を登録する(ステップS254)。
【0068】
サーバ装置1のCPU11は、バーコードデータベース18に未だ登録されていない新たな固有バーコードを発行し(ステップS256)、ステップS254でユーザデータベース17へ登録したユーザ情報中のユーザIDと対応付けてバーコードデータベース18に登録する(ステップS257)。
【0069】
サーバ装置1のCPU11は、また、発行した固有バーコードを通信装置15からインターネット4を介して携帯電話機3に送信させる(ステップS258)。携帯電話機3の通信装置36がこの固有バーコードを受信すると、CPU31は、これをRAM33の所定の領域に記憶させる(ステップS205)。以上でユーザ登録処理が終了する。
【0070】
図11は、ポイント蓄積処理を示すフローチャートである。この処理は、携帯電話機3、店舗端末装置2及びサーバ装置1によって行われる。加盟店で購入した商品に応じたポイントを蓄積しようとするユーザは、携帯電話機3の入力装置34を操作して、RAM33に記憶された固有バーコードを表示装置35に表示させる(ステップS301)。ユーザは、固有バーコードが表示装置35に表示された携帯電話機3を加盟店の店員に提示する。
【0071】
加盟店の店員は、携帯電話機3の表示装置35に表示された固有バーコードをバーコード読み取り装置24に読み取らせる(ステップS321)。店員は、ユーザが購入した商品に応じて付与するポイントを入力装置23から入力する(ステップS322)。もっとも、CPU21がPOS端末接続装置26にPOS端末から送られてくる商品購入金額に従ってユーザに付与するポイントを求めてもよい。
【0072】
CPU21は、ステップS321で読み取った固有バーコードとステップS322で入力したポイントとを、通信装置27からインターネット4を介してサーバ装置1に送信させる(ステップS323)。サーバ装置1では、通信装置15が固有バーコードとポイントとを受信する(ステップS341)。サーバ装置1のCPU11は、受信した固有バーコードに対応したユーザIDをバーコードデータベース18から取り出し、受信したポイントをこのユーザIDに対応してユーザデータベース17に登録されているポイントに加算する(ステップS342)。以上でポイント蓄積処理が終了する。
【0073】
図12、図13は、ポイント交換処理を示すフローチャートである。この処理は、携帯電話機3、店舗端末装置2及びサーバ装置1によって行われる。蓄積したポイントを他の商品と交換しようとするユーザが携帯電話機3の入力装置34から所定の指示を入力すると、CPU31は、通信装置36からポイントの交換要求(固有バーコード及び交換すべきポイントを示す情報を含む)をインターネット4を介してサーバ装置1に送信させる(ステップS401)。サーバ装置1の通信装置15は、この交換要求を受信し、CPU11に渡す(ステップS441)。
【0074】
CPU11は、ユーザデータベース17及び固有バーコードテーブル18Aを参照して、要求されたポイント以上のポイントが当該ユーザのポイントとして蓄積されているかどうかを判定する(ステップS442)。要求されたポイント以上のポイントが蓄積されている場合には、CPU11は、要求されたポイントに応じた交換用バーコードを発行し、これを交換用バーコードテーブル18Bに登録する(ステップS443)。CPU11は、当該ユーザの固有バーコードをバーコードデータベース18から読み出し、これに対応した暗号鍵を生成し、生成した暗号鍵を用いて交換用バーコードを暗号化する(ステップS444)。
【0075】
CPU11は、この暗号化された交換用バーコードを、通信装置15からインターネット4を介して要求元の携帯電話機3に送信させる(ステップS445)。一方、ステップS442で要求されたポイント以上のポイントが蓄積されていなかった場合には、CPU11は、交換用バーコードの発行不可通知メッセージを通信装置15からインターネット4を介して要求元の携帯電話機3に送信させる(ステップS446)。
【0076】
携帯電話機3では、通信装置36がステップS445で送信された交換用バーコードまたはステップS446で送信された発行不可通知メッセージを受信する(ステップS402)。交換用バーコードは、RAM33の所定の領域に保存される。携帯電話機3のCPU31は、ステップS402で受信したのが交換用バーコードであるかどうかを判定する(ステップS403)。
【0077】
携帯電話機3のユーザは、入力装置34を操作することで交換用バーコードを表示装置35に表示させて、その携帯電話機3をポイントを商品に交換しようとする加盟店の店員に提示する(ステップS404)。加盟店の店員は、携帯電話機3の表示装置35に表示された交換用バーコードをバーコード読み取り装置24に読み取らせる(ステップS421)。
【0078】
携帯電話機3のユーザは、入力装置34を操作することで今度は固有バーコードを表示装置35に表示させて、その携帯電話機3を加盟店の店員に提示する(ステップS405)。加盟店の店員は、携帯電話機3の表示装置35に表示された固有バーコードをバーコード読み取り装置24に読み取らせる(ステップS422)。店舗端末装置2のCPU21は、ステップS422で読み取った固有バーコードを用いて、ステップS421で読み取った交換用バーコードを復号化する(ステップS423)。
【0079】
CPU21は、復号化した交換用バーコードを通信装置27からインターネット4を介してサーバ装置1に送信させる(ステップS424)。サーバ装置1では、通信装置15が交換用バーコードを受信する(ステップS447)。CPU11は、交換用バーコードテーブル18Bを参照し(ステップS448)、受信した交換用バーコードが有効であるかどうか、すなわち受信した交換用バーコードが交換用バーコードテーブル18Bに登録されており、且つ発行から所定時間内のもので使用済みフラグがセットされていないものであるかどうかを判定する(ステップS449)。
【0080】
受信した交換用バーコードが有効であれば、CPU11は、当該交換用バーコードに対応付けて交換用バーコードテーブル18Bに登録されているユーザIDを取得し、該ユーザIDに対応したユーザデータベース17中のポイントを交換用バーコードが示す値だけ減算すると共に、交換用バーコードテーブル18Bにおける当該交換用バーコードに対応した使用済みフラグをセットする(ステップS450)。CPU11は、交換用バーコードの送信元である店舗端末装置2に対応した加盟店データベース17中のポイントを交換用バーコードが示す値だけ加算する(ステップS451)。
【0081】
CPU11は、交換用バーコードに応じたポイントを商品と交換することができる旨を示すポイント使用可通知メッセージを、通信装置15からインターネット4を介して店舗端末装置2に送信させる(ステップS452)。ステップS449で交換用バーコードが有効でなかった場合には、CPU11は、交換用バーコードに応じたポイントを商品に交換することができない旨を示すポイント使用不可通知メッセージを、通信装置15からインターネット4を介して店舗端末装置2に送信させる(ステップS453)。
【0082】
店舗端末装置2では、通信装置27がステップS452で送信されたポイント使用可通知メッセージまたはステップS453で送信されたポイント使用不可通知メッセージを受信する(ステップS425)。CPU21は、ステップS425で通信装置27が受信した使用可通知メッセージまたは使用不可通知メッセージを表示装置25に表示させる(ステップS426)。以上でポイント交換処理が終了するが、使用可通知メッセージが表示装置25に表示された場合には、ユーザは、店舗に置いてポイントを商品と交換して、その商品を受け取ることができる。
【0083】
以上説明したように、この実施の形態にかかるポイント交換システムによれば、ユーザが蓄積したポイントを商品と交換する場合には、携帯電話機3内で常に管理されている固有バーコードだけでなく、ポイント交換専用の交換用バーコードが必要となる。交換用バーコードは、ポイント交換の都度発行されるものであるため、固有バーコードに比べると偽造がしにくい。
【0084】
交換用バーコードは、発行から所定時間の経過で無効となってポイントを商品に交換できないものとしている。携帯電話機3に送信される交換用バーコードは、非公開の暗号鍵で暗号化されている。ポイントを商品に交換可能な時間内で交換用バーコードを偽造することは、ほとんど不可能に近い。このため、ユーザが蓄積したポイントが不正に他の商品と交換されてしまうのを防ぐことができる。
【0085】
交換用バーコードは、固有バーコードを復号鍵として用いて復号化され、固有バーコードに対応した暗号鍵(固有バーコードとは異なるもの)に用いて暗号化される。復号鍵としての固有バーコードが公開され、暗号鍵は公開されない。復号鍵が公開鍵で暗号鍵が非公開鍵となっているのは、通常の公開鍵暗号系とは逆になっているが、固有バーコードからの暗号鍵生成方法を公開している訳ではないので、第三者が容易に固有バーコードから暗号鍵を生成することはできない。仮に復号化方法が知られてしまい、交換用バーコードが復号化された状態でバーコード読み取り装置24に読み取られたとしても、店舗端末装置2からサーバ装置1に送信される交換用バーコードは、さらに復号化処理が施されるために、本来の交換用バーコードとは異なるものとなってしまう。このため、上記のような暗号化、復号化の方法を用いることで、ポイントが不正に交換されるのを防ぐことができる。
【0086】
本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形態の変形態様について説明する。
【0087】
上記の実施の形態では、ポイントの交換要求を受信しても、サーバ装置1のCPU11は、要求されたポイント以上のポイントが当該ユーザのポイントとしてユーザデータベース17に蓄積されていなければ、交換用バーコードを発行しないものとしていた。つまり、ユーザデータベース17に記憶されるユーザのポイントは、マイナスの値を示さないものとしていた。
【0088】
しかしながら、ユーザのポイントがマイナスになっても(既にマイナスになっている場合を含む)、交換用バーコードが発行されるものであってもよい。この場合、CPU11は、ステップS441でポイントの交換要求を受信したら、ステップS442の処理を実行することなく、ステップS443の処理を行うものとすればよい。もっとも、マイナスとなったポイントは、何らかの方法で精算する必要がある。
【0089】
図14は、マイナスとなったポイントを精算するための請求書発行処理を示すフローチャートである。この処理は、サーバ装置1のCPU11が有する内部タイマによって所定時間毎にタイマ割り込みが生じることで実行される。この処理を実行するために、サーバ装置1は、プリンタ(図示せず)をさらに備えるものとする。